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理想を語り、汗を流す  後編
報告:高橋雪文
 今年、経済の一つの指標であるGDP(国内総生産)は、日本の世界第二位から中国へその座を明け渡すと言われています。さらには、このままの経済成長を維持していくならば、十五年前後には米国のGDPを抜くと言われています。
 さらにインドも四十年前後に米国を抜き、世界第2位の経済大国になるとの予測があります(ゴールドマン・サックス経済調査部)。いずれも順調にいくとは思われませんが、日本の経済の優位性は明らかに低下しています。
 
 経済の競争力低下の一因に、人口の減少が指摘されるところです。
 日本は少子高齢化という課題とともに、人口が減少を続け、このままでは四十年後には人口八千万人から一億人に減少する(人口問題研究所)と言われています。
 歴史小説家の司馬遼太郎氏は晩年(一九九五年頃)、日本のこれからの話題に言及され、今日の世相を憂い、願わくば「緩やかな衰退」であってほしいと述べられたことがありました。
 その後の十五年の歩みはまさに、司馬遼太郎氏の予測のとおりだったと言えるのではないでしょうか。そのベクトル(方向)を正しく変えていかなければなりません。

 釜の中のカエルという話があります。
 熱い湯の中にカエルを入れるとその熱さに驚いてカエルは釜から飛び出る。しかし、ぬるま湯につかっていたカエルは煮え立っても分からないままにあります。
 政権交代が起きた日本は、少しずつその危機を感じ始めたのだと思います。それを信じたい。
 
  人口も減少し、資源も少ない日本。期待すべきはやはり人です。
 「教育」は将来への投資であり、日本の夢・希望です。
 日本の優位性は、先んじた教育力、科学技術力、そしてインフラ(基盤)です。その優位性を、人材育成を通じてさらに強化することが日本の進むべき道だと私は信じます。
  その上で、私は皆さん方に問いかけたい。
 若くしてアメリカ大統領に就任したケネディーは「国家があなた方のために何をするかでなく、あなた方が国家のために何ができるかを問うてもらいたい」と有名な演説を行いました。
 また福沢諭吉は「一国の独立は、一身の独立にあり」と、国家を成り立たせるものは、国民一人ひとりの働きによるものだと「学問のすすめ」に書いています。
 
 今回行われている民主党のバラマキ政策は、国民の自立を喚起させる政策というよりも、国民の利便性をうたい、国民の豊かさを国家が担う政策にあります(社会主義的な政策)。しかもその財源は、将来世代への負担によるものです。
 どこの世界に、子や孫に負担を掛けて現役世代だけ満足させる施策が正しいと言える国があるでしょうか。

  このままでは、私たちの愛する日本や郷土は、健全な形で子や孫の世代に引き渡すことはできません。「自立した人間によって、国を支える」政策に転換していかなくてはなりません。
 
 与えられる国民から、与える国民への力強さを取り戻す必要があります。
 自らの働きによって、家族を支え、地域を支え、国を支える。その上で、弱いものに手を差し伸べられる社会をつくることが、理想の社会なのではないでしょうか。

 政治は理想を語るためにこそある。私はそう信じて政治活動を続けてきました。
 権力闘争だけが政治ならば、私はそこに夢も希望も見出すことはできません。
 皆さんは、そう思いませんか。

 厳しい時代だからこそ、理想を語り、皆さんと共に汗を流して新たな国づくりに前進したい。志ある政治参加こそが、日本を変えられると信じます。
 
 

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