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男女共同参画社会について 私はこう考えます
 政府は平成11年9月に、特に女性の社会進出を狙って、男女共同参画社会基本法を策定しました。
 これを受け、我が岩手県でも平成14年9月定例会に岩手県男女共同参画推進条例が制定されました。

 そもそも、この法案は、1995年から労働人口が減少している日本の現状を踏まえ、専業主婦など就労していない層としての女性をこれからの重要な担い手と考え、社会進出を促す目的があったとされています。
 その女性の社会進出を促すためには、社会的な障害も多く、男女雇用均等法施行など改善が求められていた時期でもありました。

 その一方で、女性問題、特にセクシャルハラスメントやドメステックバイオレンスという問題を、この中で解決していこうと考え出され、基本法の中に記されたわけです。
 ですから、男女共同参画とは言われますものの、どちらかと言えば女性政策に大きくかかわる分野として成立したわけです。

 この点を踏まえ、21世紀における女性の更なる参画については、まさしく望まれるべきものでると感じておりますが、各自治体が推進する男女共同参画社会推進にはどうしても「違和感」を感じてしまいます。
 それは男女共同参画社会の推進にあたって、一部の団体や政治家が積極的に浸透を図っている「ジェンダーフリー」という考え方です。
 ジェンダーとは社会的、文化的に形成された性別という意味ですが、ジェンダーフリーという思想では、このジェンダーが女性差別を生んでいる根源と考えられ、「性差を取り払うことで女性問題を解決していこう」とするものです。

 まさしく、私同様、多くの国民が男女共同参画社会推進のなかで違和感をもつのは、「日本的な伝統や慣習をあからさまに否定し、男女の性差を取り除こう」とするこの一方的な考えにあります。

 自治体が推進する資料の中にも「性差を否定する内容」や、「これまで先輩方が培ってきた生活の知恵である慣習や伝統を否定する」ような内容もあり、違和感をもつ記述があまりにも多いと感じています。

 
 昨年4月には衆議院特別委員会で山谷恵理子議員が、11月には参議院の亀井邦夫議員が内閣委員会で、男女共同参画社会に関連し、政府にたいして同様な答弁が行われました。
 その中では、基本法推進にあたり、地方自治体の中には「男らしさ」「女らしさ」を否定し、男女の性差を否定する動きが見られることを指摘しました。
 その答弁から、基本法は「男女の性差」を否定するものではないことを明らかにしています。
 
 また、近年の学説では、男女では身体的な差は当然のこととして、脳による差もあり、ジェンダーが男女の差別を招いているという考え方が誤っているとの指摘もなされています。
 
 私は、今後の男女共同参画社会の形成は、性差を取り除くことよりも、男性らしさ、女性らしさを互いに認め、支えあい、尊重しながら形成することが不可欠だと考えています。
 真の男らしさは女性に対して優しいことです。

 そして女性の社会進出よりも今の日本に必要なことは、父性や母性など、もう一度「家族」を見直すことではないでしょうか。

 少子化問題はいまだに解決できない状況にありますが、女性の社会進出や自立を支える一方で、晩婚化や離婚率が年々上昇しています。
 結果として家庭の有益性を享受できずに、不幸な人生を得る人が増えている現状があります。
  ライフスタイルの変化といえば聞こえはいいようですが、日本の国益を損なうことにつながります。

 このような問題は、日本だけの問題ではありません。
 近年のヨーロッパでは、選挙ともなると各政党が家族を見直す政策が声高に叫ばれている現状にもあります。

 男女共同参画社会の形成は始まったばかりです。是非、皆さんのご意見をお聞かせください。
 
 
Copyright(C) 2003.06.06 YUKIFUMI TAKAHASHI All right reserved.