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「人はなぜ生きているのか」
 私は生まれて7ヶ月目で心室中隔欠損による心臓手術を行い、医学の進歩と多くの人々に支えられて生き延びることができました。
 3才のとき、川崎病でまたもや生死をさまよいながらも生きながらえ、今を生きています。

「何かに生かされている?」。

 その記憶はありませんが、私は時ある毎に、両親、祖父母などから何度となくこの話を聞かされて育てられてきました。
 そして幼少の頃から人の「死」について深く考えるようになりました。

 「死」の存在はとてつもなく恐ろしいものでした。
 その死を思うとき、内臓が雑巾のように絞られるような感覚に襲われ、息もできなくなってしまう。
 そんな恐ろしいだけの存在でしかなかった「死」への思いが、ある日、「死」とは自分を最大限に生かす存在であると気づき、それを境にして、「死」の存在はそれほど恐ろしいものではなくなりました。

 それは、中学時代のことです。

 自分も死ぬけれど、両親も友達も「命あるもの」はみんないずれ死ぬのだ。
 自分一人だけに与えられたことではない。
 どうせ死ぬのであれば、自分が思うように思いっきり生きてみたい。
 死ぬ間際に、ああ自分の人生は良かったと思えるような生き方をしたい。
 多くの人がカッコイイと思えるような生き方がいい。
 両親が喜ぶことは自分もうれしい。
 両親だけではなく、友達にも、お世話になった多くの人にも喜んでもらえることをやりたい。
 人に役立つことは、自分の喜びだ。
 そして、自分が先に死んだとき、「バカなやつだったけど・・・」と多くの人が泣いて、惜しんでもらえれば素晴らしいことではないか。

と真面目に考えたわけです。

 そうだ、まずは自分の納得のいく「生き方」をしよう。
 そして、多くの人に影響を与え、多くの人に役立てることをしたい。
 この時、自分なりの死生観の基礎ができたと思っています。

「本物の国際感覚から」

 こんな死生観を持ちながら、高校では甲子園を目指し、関西での浪人生活を経て、大学に進学しました。
 大学では遺伝子工学を学びながら、硬式野球も続け、休みを利用しては海外や日本中を貧乏旅行をしました。
 この経験が政治を志すきっかけになったと思います。

 海外を一人でまわると、現地でいろんな国の人と友達になります。
 すこし仲が良くなると、決まって「What's your religion ?(あなたの宗教は何ですか)」と聞かれました。
 当時の私は、宗教など真面目に考えたことがなかったので、「Nothing (ない)」とか、今考えるとたいへん恥ずかしい話ですが、得意げに「Anarchist(無政府主義者)」などと適当に答えていたわけです。
 ところが、何度となくこの問いかけがあります。
 外国人がなぜ宗教を聞くのだろうかとその友人に尋ねてみました。

 日本は世界でも稀な海に囲まれた地形に位置します。
 しかし、ほとんどの国が、大きな大陸の中で国境を持ち、独自の文化をもっています。
 特に西欧では国や人種、言語、宗教など多岐にいり交じり複雑です。
 そこで宗教を知ることで、相手の考え方、風習、歴史、伝統などおよそのことを理解するというのです。
 初めて接した人を知るために、また、相手に失礼がないように聞いていたということなんです。

 幼い国際感覚しか持っていなかった自分は、とんでもなくいい加減なことを行ってきたことが分かりました。

 それからは、故郷のお寺が浄土真宗ということで、仏教徒と答えました。
 しかし、しっくりこない。
 日本の道徳観や価値観は、多くが親や社会の「何となく」の雰囲気、習慣から導かれている。

 後にそれは郷土の偉人、新渡戸稲造博士が同じような悩みに直面し、その根底にある思想や教義は「武士道」にあると思い至り、ソウルオブジャパンという本を書かれたことを知りました。
 その後は、「サムライスピリッツ」・「BUSIDO」と答えるようにしています。

 この経験から私は「世界に目が向いていたけれど、何だ自分は日本のことを何も知らないではないか」ということをはっきり自覚したわけです。


 そこから、日本探しをはじめました。
 日本人ということ、日本らしさとはどんなことか、外国人に尋ねられた時、話せるようになりたいと思いました。
 国際社会、国際社会と口にしている人達が、ボーダレスと言って、西洋かぶれしている可笑しさもよく理解できるようになりました。

 真の国際化とは、自己の育った環境を理解し、自国の言語、伝統、文化、風習、歴史、宗教、政治などを知ることから始まる。
 その上で、相手を知り、認めていくことからしか健全な国際関係を築くことはできない。
 共産主義者や、進歩的文化人と称する人達が国際化と言って「地球国家」を掲げ、過去、多くの国々で文化や歴史を否定する活動を行っている例もありましたが、今更ながら、誤った机上の空論であると思いました。

 日本に開眼するにつれ、日本の良さを感じながら、日本社会の悪いところも見えてきます。
 特に、政治がおかしい。
 「義を見てせざるは勇なきなり」。
 これが、政治に挑戦するきっかけです。

「政治本来の姿への挑戦」

 本来、政治とは、人の為に尽くす立派な職業です。
 時には自らの命を犠牲にしてまでも、「国民の生命と財産」を守るという高い志を持った、崇高な仕事であるはずです。
 政治家は社会のリーダーであり、規範となるべき存在でもあります。

 しかし、多くの国民が政治は汚いもの、悪いものと感じながら、一人では何もできないと諦めているのが今の日本です。
 親を尊敬できない子供が不幸なように、実は政治に尊敬できない社会では、私たち自身が不幸です。

 政治本来の目的を考えた時、これほどやりがいのある仕事はないと思いました。
 信頼できない政治ならば、一人ぐらい、純粋に真面目に、政治を考える男がいてもいいじゃないか。
 誇りの持てる、信頼を持てる政治を実践してみたいと思ったわけです。

 日本には、かつて尊敬される立派な政治家がたくさんいました。
 そんな多くの先人を目標に政治に取り組んでみたいと思います。

 そして、世界でも有数の品格を備えていた日本の価値観が失われています。
 そんな日本的な価値観を取り戻し、後世に伝えられたら、これほど多くの人に役立つ仕事はありません。
 政治はビルや橋を建てる以外に、夢やロマンを語る役割があります。


 そんな政治をめざし、歩んでいきたい。
 若いということを恥じず、堂々と自分の意思を主張し、人類の未来を切り開いていきたいと思います。
平成10年8月26日
 
 
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