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突然の交代劇 〜IBCヒット・リサーチからミュージック・ランキングへ〜
2002.4掲載 2003.6一部編集

「IBCトップ40」「音楽番付ザ・ランキング」など、番組は変わってもその中で変わらず伝えられてきたIBC独自のヒット・チャート、IBCヒット・リサーチ
「音楽番付」終了後は他の番組内で紹介されていましたが、1年半後の2001年10月2日にスタートした「IBCミュージック・ランキング♪ビバラジ♪」にバトンタッチされました。

 ところが「ビバラジ」の放送5回目(2001年10月30日)に、番組内で発表されるランキングを突然<ミュージック・ランキング >と呼ぶように。
この週、ランキング発表の際読み上げた各曲の前の週の順位はヒット・リサーチのものでしたが、ミュージック・ランキングヒット・リサーチと中身は同じで番組名にあわせ改称しただけなのか、それとも集計方法などを変えたまったく新しいチャートなのか、またなぜこんな中途半端な時期に突然更したのかなどの説明は一切ありませんでした(後日メールで質問しましたが答えていただけず)。

 “「ビバラジ」が集計”と紹介していた ミュージック・ランキング「ビバラジ」独自のチャート?と思っていましたが、2002年3月「ビバラジ」 終了後もミュージック・ランキングが継続されたことからヒット・リサーチは終了してしまっていたようです。

 2003年に30周年を迎えるはずだったIBCヒット・リサーチが姿を消してしまったのはとても残念です。同じ名前で続けられないのかなとも思いましたが、集計方法や基準を大幅に変更したり、期待度ポイントもプラスするとIBCヒット・リサーチではなくなってしまうのでやむをえないのかもしれません。しかしミュージック・ランキングに変わっても、IBCの名のもとに発表する チャートである以上、信頼できるものであってほしい。

※正確な開始時期を確認出来ていませんが、1973年から始まったと聞いたことがあります。

 そのためにも、一時10店舗以下にまで減少した協力レコード店が以前と同じくらいに戻らないかと思っていた矢先、4月20日のIBCテレビ「まい土!平徳商店」によると 協力店が急増。確認してみたらなんと全部で28店舗に。ヒット・リサーチのころ一時最高で27店舗のときがありましたがそれを 超えました。二戸市と岩泉町をはじめ、あたらしい協力店が12店舗と、ここしばらく協力店として名前を聞かなかったところも数店舗が加わって、最近少なかった沿岸地区も復活しバランスがよくなった感じがします。

2002.4.29付けで32店舗に。

 かつては

“ヒット状況を映し出すヒット・リサーチ
“リスナーの意向を反映したリクエスト最終結果

 とそれぞれ別の特徴を持つことで2つのチャートがありましたが、ミュージック・ランキングは、「音楽番付」終了以降発表のないリクエスト最終結果を統合するかたちで リクエストの割合をあげ、リクエストでカップリング曲、アルバム曲、未発売曲もチャートインできるなど、ミュージック・ランキングでいく以上、 ジャンルの制限をしないなどの点は受け継ぎつつも、ヒット・リサーチとはちがうチャートのほうが望ましいと考えます(ただし期待度ポイントがあるとしたら、期待度ポイントだけでその曲が上位にチャートインするようなことがないように)。

 ここ数ヶ月間(2002年1月〜4月)のミュージック・ランキングは不安定な感じがしましたが、このたびの改善で落ち着くでしょう。 あとは現在少ないと思われるヒット曲へのリクエストも各番組やHPで積極的に募集し、ミュージック・ランキングに反映させ岩手で支持されている 曲を伝えてほしいと思います。

 しかしこうなるとやはりチャートの発表を柱にした番組がないのが残念です。いまラジオでは「いい日昼どき」ミュージック・ランキング (今川アナのタイトルコールがカッコイイ)を紹介していますが、単独の番組開始が望まれます。

IBCミュージック・ランキング IBC公式発表(旧「ビバラジ」HP)

ミュージック・ランキング協力店 IBCラジオ「いい日昼どき」4/29放送より
以前の協力店


残念ながらその後新番組のスタートはありません。ミュージック・ランキングは引き続きラジオ「いい日昼どき」(月曜)、テレビ「 じゃじゃじゃTV」 で紹介されています。

 

IBCヒット・リサーチの2000年から2002年までの動き

2000年4月〜
「IBCトップ40」の後番組、「音楽番付ザ・ランキング」1年で終了。
すぐIBCのホームページ上の番組ページとヒット・リサーチのページへのリンクが削除。
金曜よるの「シャッフルビートF」のなかで速報的に邦楽ベスト20のランキング紹介。注目曲オンエア。
日曜午後の新番組、「お日さまラジオ 千帆子もかてて」で邦楽ベスト30と洋楽ベスト10を発表。数曲オンエア。
「シャッフルビートF」のホームページにヒット・リサーチのページ開設。

2000年10月〜
「お日さまラジオ千帆子もかてて」での発表打ち切り。
「シャッフルビートF」ではひきつづき邦楽ベスト20のランキング紹介。

「シャッフルビートF」ホームページのヒット・リサーチのページ閉鎖。

2001年4月〜9月
「シャッフルビートF」 曲のオンエアはなくなるが、岩下ディレクターのチャート解説が入る。

20001年10月2日
「IBCミュージック・ランキング♪ビバラジ♪」開始(火曜21:00〜21:30)。
担当は今川ツヨシアナウンサー。
IBCヒット・リサーチの発表がこの番組に移動。邦楽ベスト30の発表。曲は初登場曲、注目曲、ゲスト、ニューフェイス等。第1回の放送で「洋楽もときどき紹介します」 ということで洋楽ベスト3の発表もあり(結局その後紹介なし)。

5週目の10月30日、番組内で発表するチャートの呼び名が突然《IBCヒット・リサーチ》から、《ミュージック・ランキング》に変わり、 以降ベスト20までの発表に。変更になった理由、IBCヒット・リサーチの現状などの説明なし。

「ビバラジ」番組内ではミュージック・ランキングは、
「県内のCD売上げと、みなさんからのリクエスト・ポイント、IBCラジオのオンエア・ポイントなどをもとに「ビバラジ」が集計
と説明(一度、「ビバラジ」期待度もポイントと言ったことも)。

2001年暮れからミュージック・ランキング(旧ヒット・リサーチ)協力店の減少が目立つようになる。

2002年1月
「ビバラジ」のオフィシャルHP完成。番組の紹介やゲスト情報と、ランキングは50位まで掲載。J-POP中心のランキングで演歌/歌謡曲系はチャートインしていません
(なぜか氷川きよしだけチャートインしていますが、それでも前作の最高順位がオリコン8位、ヒット・リサーチ9位に対し、 「きよしのズンドコ節」はオリコンでは最高5位なのにミュージック・ランキングでは最高24位どまり)。

協力店がヒット・リサーチ時代の半分以下である10店舗前後まで減少(3月12日は17店舗まで回復) 。

2002年3月
26日「ビバラジ」半年で終了。

2002年4月
ミュージック・ランキングはIBCヒット・リサーチ(およびリクエスト最終結果)にかわるIBCを代表するチャートとして継続。4月1日からIBCラジオ「いい日昼どき」(月曜〜金曜11:35〜12:30) 月曜日でベスト30、IBCテレビ「まい土!平徳商店」(土曜13:00〜13:55)内<平徳ミュージック・ランキング>でPVとともに邦楽ベスト10、フリップで洋楽ベスト10紹介。

「ビバラジ」のHPはミュージック・ランキングのHPとしてひきつづき50位までランキングを掲載。協力店が増強され、岩手県内のほか八戸と気仙沼含む32店舗に (2002.4.29現在) 。

2003年4月
テレビでの紹介は「じゃじゃじゃTV」(土曜9:25〜11:25)に引継ぎ
協力店から八戸、気仙沼がはずれ、その他でも少なくなり現在25〜26店舗

 

 

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