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IBCが誇る<いわての音楽番付>、IBCヒット・リサーチ について
(管理人の独断?)
 
リクエストレコード売上げを基に毎週IBCレコード室が決定する岩手放送のオフィシャル・ヒット・チャート、 IBCヒット・リサーチ
歌謡曲(邦楽)は「IBCトップ40」〜「音楽番付 ザ・ランキング」で約28年にわたって、ポピュラー(洋楽)は「ポップインいわて」 〜「P☆O☆P☆S Radio Station」 などで紹介されてきました。
 
☆リクエスト
幅広い層のリクエストを反映するため、番組単独ではなく月曜日から日曜までの一週間、IBCラジオの各番組へよせられた電話、はがき、FAXによるリクエストを集計 。
邦楽はリクエスト最終結果として「トップ40」〜「音楽番付」内後半で上位30曲を1位から読み上げて紹介していました。 99年秋からEメールによるリクエストも受付開始。

☆レコード売上げ
盛岡だけでなく、市を中心に岩手県内各地二十数店舗のヒット・リサーチ協力店から提供された売上げ情報をIBCで独自に集計した精度の高いデータ。

 以上の2つから順位は決められていましたが、単純に《リクエスト順位+売上げ順位》の総合チャートではないようです。
 というのは大塚富夫アナウンサーが「トップ40」を担当していたころリスナーからの質問に対し、「ヒット・リサーチはレコード売上げの割合が大きい と答えていたことがありました。この話や、発売日以降でなければチャートインしなかったり、 リクエストで上位になってもヒット・リサーチでは順位の低い曲 があるなどこれまでの動きから、IBCヒット・リサーチ“売上げがあってはじめてリクエストが生きてくるチャート”と推測できるからです。
 これは組織票に左右されにくい利点があるものの、見方をかえればリクエストでの応援が反映されにくいということでもあり、この特徴については意見の分かれるところですが、
リスナーの意向が直接的に反映されるのはリクエスト(最終結果)にまかせ、
ヒット・リサーチはリクエストを加味しつつもあくまで冷静かつ厳正に岩手のヒット状況を映しだす ものというように、要素総合チャートの関係ではなく、それぞれが別の役割をもったものと捉えたほうがいいかもしれません。

「ザ・ベストテン」や各音楽業界誌、ラジオのキー局等にはリスナーの意向が強いリクエスト最終結果の順位がIBCのデータとして 送られていました。

 IBCヒット・リサーチは局、番組の都合やスタッフの意思によって特定のジャンル、アーティストを除外したり、 その反対に実際には売れていない曲を チャート・インさせたりしませんので信頼性の高いチャートになっています。それだけに長年にわたって伝えられてきたヒット・リサーチは資料的価値も高く、IBCの財産のひとつだといえます。

 ラジオ・チャートとして屈指の歴史を誇るIBCヒット・リサーチですが、 残念ながら2001年10月に現在のミュージック・ランキングへ形を変えています。そのへんの経緯はこちらをごらんください。

●IBCヒット・リサーチ集計ルール(管理人推定※時期によりルールが変更されています。)
シングルとして発売されているものが対象
リクエストは原則楽曲単位ですが、ヒット・リサーチはCDパッケージ単位で集計(複数A面扱いの場合、リクエストもパッケージ 単位で集計することもあり)。
メインになる曲が同じ場合、カップリング曲がちがっていても8cm盤、12cm盤は合算集計。
タイトルの後に「〜リミックス」などがつく場合はオリジナルとは別集計

※ここではコンパクトディスク、ミュージックテープ、アナログ(EP)盤の総称としてレコードと呼んでいます。

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