何だこの雨漏りは・・・トランクが水浸しだ!
テールレンズガスケット交換(初級)

対象:EF系全般

 さて、いろいろなCR−Xのサイトを渡り歩いて来て、良く聞くトピックスがこのトランクへの雨漏りでした。実は私もほとんど購入時からこの症状に悩まされてきまして、かなりいろいろな手を打ってみました。
 が、それでも症状はひどくなる一方で、終いにはテールレンズ(ブレーキウィンカーのコンビネーションランプ)の中にまでドップリと水が溜まり、バルブ切れを起こす寸前でした。
 で、平成10年に現在のシルバーに全塗したんですが、その際、板金屋のオッチャンに教えてもらったのがテールレンズ裏のスポンジガスケット。見ればなるほどスポンジの表面に水が進入した跡がくっきりとついています。
 このパッキンの交換は超簡単ですので、皆さんもやってみて下さい。

用意するモノ
   1.10mmソケット+ラチェットレンチ+5〜6cmのエクステンション。10mmT字レンチでも可
   2.−ドライバー
   3.ガスケット パーツナンバー 33503−SH2−A01
 これだけです。このガスケットにマイナー前後の区別はありません。左右で2枚必要になります。ディーラーに行くなり、街の修理工場に行くなりで注文して下さい。車検証が必要になる時もあります。


作業手順
(1)まずリアハッチを開け、角に留まっているテールレンズのカバーを2の−ドライバーで外します。すると中にブレーキランプとウィンカーのハーネスが見えますので、それを外して下さい。カプラーには、必ず爪が付いていて、ロックを解除するとあまり力を入れなくても抜けるはずです。くれぐれもコードを引っ張って断線させないように注意。

(2)1の10mmラチェットレンチを使用して、レンズ本体を止めているナットを外します。片側で6本ありますが、隙間に落としてしまわないように注意して下さい。
あと最後の一本を外した途端にレンズを地面に落とさないように、手を添えてボルトを回すことをお勧めします。

3.ガスケットを交換します。レンズ本体から生えているネジ部のカスを落とし元通りに入れて下さい。後は外した時と同じ要領で組み上げれば作業完了です。
 ナットの締め込みはホドホドにして下さい。ボルトはプラスチックに埋まってるだけです。パキンとやっちゃうと、痛い出費になるでしょう。

ONE POINT
 念のため、ガーニッシュのバックランプ部分のガスケットを交換するのも手です。ガーニッシュはテールレンズを外してからでないと外れない構造になっているので、一緒に作業した方が良いでしょう。
 パーツナンバーはマイナー前が 33702−SH2−A01
マイナー後が 33702−SH2−A02 です。これも2枚使います。交換の手順は同じですので↑を参照して下さい。


 追記:どうも、パッキンの交換だけでは水漏れが止まらないケースもあるようです。テールレンズを外した際、ガスケットに水の侵入の後があればほとんどの場合治りますが、そうでない場合どこか他の箇所からの水漏れと考えるべきでしょう。テールレンズ取り付けナットにしても、締め過ぎると平均にガスケットが密着しなくなり、結果水漏れが止まらないという事も考えられます。ご注意を。


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