第2日目 1998.7.21
〜ナウル国際空港〜メネンホテル〜大統領府〜諸施設見学〜セカンダリースクール〜
〜ホームステイ先〜 チキタ宅〜ホームステイ先

 

  午前1時45分、予定より5分ほど早くナウル到着。ナウルは日本より3時間進んでいる。タラップを降りると、深夜だというのにナウル外務省のキャパスさん、教育省のバロンさんなど数名の方が出迎えて下さった。全員に白い花の花輪をかけてもら大感激!!入国手続き後、政府の公用マイクロバス(トヨタ車)で宿泊先・メネンホテルへ。ホテルまでの車中、バロンさんがナウルについていろいろ説明して下さった。夜空に輝く星がすごく綺麗!! 南半球なので、南十字星も簡単に見つけることが出来る。ホテルで大統領から直筆のウエルカムレターをいただき、大感激。表敬訪問で大統領にお目にかかるのが楽しみだ…。部屋でシャワーを浴びたあと、4時頃就寝。こうしてフル稼働の第1日目は終わった。
 9時半頃に目が覚め、ホテルのすぐ前の海岸に散歩に出かけてみると、言葉で言い表すことが出来ないくらいの絶景!! 昼、ホテルのレストランで海を見ながら昼食。そのついでにロビーで、米ドルから豪ドルへ両替した。1年ぶりにお目にかかる豪ドル札に、妙に懐かしさを感じる。

       


 制服に着替えた後、政府の公用バスで大統領府へ移動。
 私たちが、訪問したちょうど1か月前の6月に就任したばかりのドウィヨゴ大統領は、過去にも何回か大統領を務めたことがある方で、外務大臣も兼務している。秘書官にビデオ撮影の許可をいただき、ご迷惑がかからない程度に撮影。おみやげに持参した"キャグチャグ馬っこ"は気に入られたようで、早速、職務室の机上に飾っていた。ちなみに大統領専用車は日本のVIP車の代名詞であるトヨタ・センチュリー。
 その後、ナウルオリンピック委員会が運営するテレビ局・SPN、ナウルオリンピック委員会事務局、リン鉱石採掘現場&工場、大統領官邸、国内唯一の発電所、海水を真水に変える工場などの諸施設を訪問または見学。
 夕刻、セカンダリースクールにてホストファミリーと対面。生徒5人の中でホームステイ経験者は熊谷さんたった一人。私を含めた4人が初体験!! 緊張のあまり、さっきまでの笑顔が消えている。各自の自己紹介の後、緊張しながらそれぞれのホームステイ先へ。

        


 私のホームステイしたキャペレさん宅は、お父さんのランリックさん(35)、お母さんのメネシアさん(35)、長男・イグニティスくん(14)、長女・マイアーさん(12)、次女・ジェニナ(5)ちゃんの5人家族。看護婦をしているメネシアさんが、急病人をオーストラリアに輸送するのに付き添っていったため不在だった。という訳で、夕食は家じゃなく他の所で食べるのとのことで、ついレストランにでも行って食べるの思って連れて行かれた所は、梓さんのホームステイ先のチキタ宅。なんで?と思っているうちに派遣団全員が集合。実はこの日は梓さんの誕生日だったのだ。予想外のガーデン・パーティーに一同感激!! 日本・ナウル両国の国家を歌ったり、趣味などを教え合ったりと結構盛り上がった。この調子で行くと我々の語学力は問題なさそうだ(笑)。しかし海外で誕生日を祝ってもらえるなんてうらやましい限りである。
 帰宅後、ナウルの家庭にはごく当たり前にある、プレイステーションでカーレースの国際親善試合をして、興奮さめやらぬまま就寝。

        

    


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