第3日目 1998.7.22
ホームステイ先〜セカンダリースクール(全校集会・授業参加・
バレーボール・昼食)〜ボートフィッシング〜ディスコ〜ホームステイ先

 それぞれのホームステイ先で朝食を済ませたあと、9時にセカンダリースクールに登校。みんな一様に疲れが残っている… かと思ったらそうでもないようだ。みんなタフである。まずは職員室で校長先生をはじめ先生方に自己紹介。オーストラリアやインドから来ている先生もいた。いろんな国から先生が来ているようだ。

      


 その後、体育館にて全校生徒参加の歓迎会。校歌を生ギターの演奏とコーラスで披露され、歌詞の内容に感動!! フレンチペニーの花輪をかけてもらい一同大感激。さわやかな香りが鼻をくすぐる。
 授業体験ということで、ヤシの葉で編んだかご(イーニーと呼ぶらしい)を作ったり、
頭にかぶっているのと同じフレンチペニーの花輪を作ったりした。次に調理室のような場所に連れられていくと、なんと"ブタさん"がまるまる1匹テーブルの上に乗っているのでビックリ!! これからこのブタを中庭に持っていき、蒸し焼きにするそうだ。何とも豪快な料理だ。出来上がるまで1,2時間かかるということで、その間体育館でバレーボールをしていた。途中でココナツジュースを飲んで休憩した。味は甘みのあるさっぱりとした味だった。その後、出来上がったエオム(ナウルの郷土料理でブタやカツオの蒸し焼き)をホストファミリーや先生方一緒に頂いた。とその時、「こんにちは」と流暢な日本語で話しかけてきた女性が。ビックリした。声をかけてきたのはナウル外務省のメレンさん。メレンさんは、まだ日本にナウル領事館があった時に(1989年まで東京・虎ノ門にあったがナウル政府の都合により閉鎖)お父さんが領事をしていたため、8年間も日本で生活していたため日本語が堪能なのだという。私たちのナウル関する"専門的"な質問に、分かりやすく日本語で答えて下さり大助かりだった。

         


 午後は日本の団体から提供されたという小型のクルーザーに2時間近くも(しかも荒波の中を!! )乗せられてカツオ釣りをした。日本で言うトローリングである。私も1回挑戦してみたが、実に悔しい結果に終わった。というのも、グイッと引っぱられたので、糸をたぐり寄せていたら急に重みがなくなった。諦めたなと思って上げてみると… あれ?どういう事だ頭しかない。一緒にいた人が何やら英語で話している。何シャーク?どうやら引き上げるときにサメの餌食になったらしい…。サメのバカヤロー!! ナウル近海はとても波が荒いため、7人中5人が船酔いするという事態が発生!! しかし帰港後、港でロープにぶら下がって海に飛び込んだりしているうちに気分が良くなってきた。
 一旦、ホームステイ先に帰宅して夕食を食べたあと、メネンホテルの1階の特設会場でディスコ大会。このディスコはもともと計画になく、予定外のもの。この日の学校での昼食中に話が出て、我々の強い希望で急きょ実現した。K先生は歌って踊り、Oクンは法被を着て踊り狂っていた。そういう私も相当踊りまくった。時間が過ぎることがこんなに惜しいと思ったのことは、生まれて初めてだった。結局、このディスコ大会は23時過ぎまで続くのであった。ホームステイ先に帰宅後、アニボレ岬から見える日の出がとても綺麗なので、ぜひ見せてあげたいと誘われ、明朝、朝日を見に行くことに…。

          

    


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