2004/08/25〜2005/03/21

2004/08/25

BTMで新発売の「ブラジル2003」ビデオを見ました。「走りは20分しかないよ!」と繰り返し断ってるようにブラジルの 分はそれしかないのですけど、「見所だけで20分近く」といえるもので満足度はかなり高いです。テストの走りはやっぱり最高で鳥肌、興奮の連続、見入ってると トリップしそうな素晴らしさです。125ccクラスのライダーのホントに「気合」としか思えない全開走行。脳天にドカーンと来ます。全編サンドだから125はパワーが 食われちゃって戻すと負け、なのは分かりますが、それにしても開けすぎなのでは?大丈夫なのかこの人達?なんでこんなこと出来るのか?もしかしたら俺も125なら 真似できたり?などといろんな思考があふれてきました。逆に大変スムーズなのがやはりユハ様とエバーツ。これにアグレッシブなアオラとメリマンを加えた4人が やはり一ランク上な印象。ビッグさんおすすめのエルダー・ロドリゲスもシャープで凄い。あ〜もっともっとこの人達の凄いシーンを見たいです。いつかカメラマンも もっともっとたくさんでISDEに乗り込んで、トップライダーの凄い走りだけで2時間とか、そういうビデオが見たいまたは作りたいものです。

話題のタイヤ交換編も大変楽しい。タイヤ交換というテクニック紹介という位置付けだと思うけど、実はこれが素晴らしくISDEの雰囲気を伝えてくるのです。 ISDEという競技に挑むプロフェッショナルな姿勢が感じ取れます。決してマニアックというわけではなく、オフロードライダーならこれも充分楽しめます。帰ったら また見よーっと(^^)

2004/08/31

ようやく完成しました「2003北緯45゜エンデューロ・イン・中頓別ビデオ」

<自主制作ビデオ>のページに案内を出しています。

新たにFAXでの受付も開始しました。

本当に遅れてしまい関係各位には申し訳なく思っています。反省点、多々あるのですが、振り返ってる暇がないのでどんどん進んでいく所存であります(^^;さて今日から美和に 取り掛かります!

大人になったら宿題はなくなるものだと思ってた・・・行かないで 夏休み (T_T)

2004/10/12

復活した日高は藤原広喜が危なげなく総合優勝!



■99年大会以来休止されていたHTDE日高2DaysENDURO。本来なら昨年から再開される予定であったが、直撃した台風による甚大な被害によりさらに一年の延期を余儀なくされての今年の復活だ。■台風の爪痕はそこかしこに残り、林道復旧工事は完了までにはまだ数年を要するという。その影響でHTDEのコースも本来のものより大幅に短縮され(それでも1周50km近くもあるが)以前の、日高の山々を走り尽くすような贅沢なコースではない。■しかしそれでもこの日高のロケーションは別格だ。まずいきなりあらわれる広大な牧草地のど真ん中を通っていくルートに圧倒される。難しい川の遡行、長いウッズ、気持ちの良いワインディング林道、そして国道を横切り、街の中を抜け、戻ってくる。様々なシチュエーションが詰まった本当に良く考えられたルートだ。■HTDEはオンタイム・パルクフェルメ制をとるISDEスタイルのエンデューロ。ルール、システム、全て日本で唯一と言ってもいい本物のエンデューロを厳格に守っている。99年までの日高、それ以降もSUGO2DAYSなどでライダー側もルールの習熟が感じられ、運営はスムーズ。理由はわからないがエントリーが90台程度と少なく、天候も良かったことも手伝い、トラブルもなく2日間の充実した時間が過ごせた。■レースの方はスタートから最初のタイムチェックまでの区間が、二つのテストを含み距離も長くボリュームがあった割りにはタイム設定がタイトで、1周目に様子見で走っていたライダーがほぼ全員遅着ペナルティを食らうという波乱の幕開け。慌てたライダーは以降のルートをかなり飛ばすはめになった。テストは牧草地を使ったヨーロッパスタイルのクロステストが1箇所、狭く倒木なども配したテクニカルなET1、若干ハイスピードに振ってあるが、川渡りやヤチの登りなどがあって難しいET2、の合計3箇所。これを初日に3周(1周目のテストはスルー)し、二日目も全く同じルート、テストで2周、最後に完走者全員でファイナルクロスを行う。■エントリーは少ないがトップライダーがそろい、ハイレベルなレースとなった。初日は最初の遅着ペナルティがあって、まったく結果の読めない展開で、相変わらず自分のリズムで早回りして全てオンタイムで入ったGASGASの石井正美が有利であると思われたが、6箇所中5箇所のテストでトップタイムを奪ったYAMAHAの藤原広喜が60秒の遅着ペナルティをもカバーして首位に立つ。2位に石井、3位にはGASGASの博田巌、4位にYAMAHAの高橋政人、5位には石井と同様最初からハイペースで走ってオンタイムを守った地元北海道の阿部亨範tm125が入った。優勝候補の1人YAMAHAの内山裕太郎は遅着が4分と大きく、テストで頑張ったものの11位と出遅れてしまった。■二日目は雨が予想されたが天気は好転。薄曇で涼しく、絶好のコンディションとなった。クロステストはスタートの国立少年自然の家のすぐ裏手にあり、朝一パルクフェルメからスタートしてすぐの身体もほぐれる前で、ガソリンフルタンクを抱えてのいきなりの全力テストを強いられる。コースは全体的に荒れ気味だが、深刻なほどではなく、タイム設定がこの日はB設定になったこともあってライダーには余裕がある展開となったようだ。二日目は高橋政人が絶好調、藤原と僅差でトップタイムを奪い合い、最後のファイナルクロスまで勝敗がわからない展開となった。ファイナルクロスは国少裏のクロステストのコースを、レイアウトを変更、コース幅を広げて行われる。クラス別に2組のスタートとなり、ED1、ED2ともそれぞれ30台ぐらいずつで一斉スタート、4周のモトクロスで最終決着がつけられる。ED1はやはり藤原がスタートから飛び出し、追う内山、高橋に着実に差を広げてのブッチギリでゴール。自身、初となる北海道でのスクラッチ優勝を決めた。ED1は2位に高橋、3位に内山となった。ED2はこちらも石井がスタートから首位に立ち、このままブッチギリかと思われたが、GASGASの助野、博田が追い上げ、ワンミスで逆転もありうる展開となったが、結局石井が逃げ切ってゴール、博田は転倒で遅れ、助野、KTMの吉川の順でゴールとなった。結果ED2は石井が優勝かと思われたが、二日目で博田が逆転、ED2を制した。2位に石井、3位に吉川が入りGASGASの独占を防いだ。■「日高モーターサイクルクラブ」という新たな運営体制となった新生HTDE。まずはきっちりとした復活に感謝したい。来年、これぞ日高!と思わせるようなさらに厳しく、歯ごたえのある長いコースを期待したい。■しかしなんだかんだ言っても日高は楽しい!走って面白いんだな。最高の週末をありがとう!
ふじゃぁらさんはやはりこういうテストがうまい。非常にスムーズでギクシャクしない。ISDEの直後ということもあって、バイクの乗り込みも充分で身体が良く動いたということだ。それにしても見事。 裕太郎もこういうのはうまい。グラストラックはグリップも良く、とても面白そう。
マサトンは初日は調子が出てない感じだったが二日目はばっちり。ネックのタイム計算も「時間がかかるけど」大丈夫だそうだ(^^;実際、最初の遅着以外は全てオンタイムをキープした。 グラストラックは細かいターンの辛いところと、豪快に開けられる気分のいいところの組み合わせ。今回YZ125で出た田島くんもノリノリで全開だ。
石井師匠は最初から飛ばして全てオンタイムをキープしたが、テストで「何回かしくじった」そうで、博田くんに逆転を許した。しかし相変わらず走りは豪快でシャープ。 市川犬は今回本来のはじける走りを取り戻して攻めていてカッコイイ。しかし初日一番最初の曲がり角をぶっ飛ばしてミスコース、ふじゃぁらさんに止められて、キヨハルさんに道を聞いて、慌てて戻るも大きく遅着するという大失態。またも伝説を残した。
神田さんもいい感じで攻めてたのだが、晴れのコンディションでは本領発揮できない模様。初日夜の雨乞い組だけど、残念ながら台風はどこかに行ってしまったようだ。 今年からレースシーンに復活しつつある水戸の鈴木ヨシカズ。94年?ごろの日高チャンピオンだ。いきなりトップ争い、とは行かないようだが、感は失われておらず、上位に食い込む。
ISDE帰りでさらにスキルアップしたはず?のよっしー。実際スタンディングで抜ける場面が多くなったような気がするし、明らかにいろんな面で変わったのではないだろうか。KTMチームの意地を見せてED2クラス3位。 見事ED2クラス優勝の博田くん。いつも通りのスムーズな走りだが、初日総合3位を受けて「明日のテストは全力で攻めてみる」の言葉通りプッシュして石井師匠を逆転した。

2004/10/13

九州チームから唯一参加の助p。若いけど案外無茶はしないタイプで、日高向きかも。着実に走ってED2クラス4位でゴールドメダルをゲット。体制も整い、どんどん経験も積み、間違いなくトップに上り詰めようとしている。 クロステストは細かいターンがつづき難しい。「全然うまく走れない」と言うわりにはなかなかスムーズにこなしていた小坂くん@中島鉄騎馬隊福島
こういうターンばっかり練習してたらしい小菅くん。とにかく楽しそうだった。でも「2日間では短すぎる」んだって。そんなにはみんなも付き合えないと思うんだけど。 隊長はせっかく呼んだ台風もそれて、あわてて呼んだ低気圧も間に合わずドライコンディションであまりやる気が感じられない。ちなみに大雨のギャロップは「最高」だったそうだ。
まな吉は初日マキシマムタイム一杯ながら完走。テストも元気に攻めてた。素晴らしい頑張りと言えるだろう。 牧草地にやってきました。リクエストに応えてウイリーで登ってくるふじゃぁらさん。
ここはほんとに気分良し。 でもここで油断して景色なんか眺めてると遅着しちゃうんだな、これが。ある意味ワナと言えるかも。石井師匠はここで時計を見て「これはやばいかも」と気付いたそうだ。
まあでも気分はいいからフロントもバンバン上がるっちゅーの。ユータローはなにやってもうまいね〜。 ルートはいろんな路面がある。狭くてワダチがある土手をきっちりスタンディングで行くのは「エグゼクティブK」ことレアルの河合さん。今年から新発売のCRF250Xレアルコンプリート仕様での参加。WRとはまた違ったキャラクターで好みによってどちらでも選べる良い時代になった、とのことです。CRFは「もう軽くてひらりひらり」だそうですよ!

2004/10/14

気分はいいんだけど、ここの区間タイムがギリギリなのでみんな全開です。 尾根をたどる感じで日高の街を見下ろす景色が最高。仙台Dr510チームのカマティアン。510チームは大挙出動でみんな様々なドラマがあったようだ。
初日の最後のワーキングに入る前のプレフィニッシュ。ここからパドックに入りパルクフェルメのフィニッシュまでの15分が整備時間です。時間が余ってるので泥落としに余念がありません。 タイヤの消耗はそれほどでは無いようでしたが、明日は雨の予報だしかなりのライダーがリヤタイヤを交換。今となっては15分でタイヤ交換は当たり前の光景。
フィニッシュすると再車検、マーキングパーツ(交換禁止)の確認が行われます。 まな吉は果敢にタイヤ交換に挑戦。ほぼ最後尾ゴールなのですでにゴールしてて余裕のおじさんたちが大勢取り囲んで見物。あーだこーだ口出ししてうるさいおじさん達にもめげず、まな吉は慌てず確実に交換終了、余裕すら感じさせる素晴らしいものでした。
オンタイムにはどこも全然間に合わない感じ、なもののマキシマム(60分)には間に合って完走。やっぱり日高は甘くない。 こちらも女性ライダーの兵庫の大隈さん。自力で越えられないようなところは無いけど時間がかかり、オンタイムは到底無理、という感じらしい。タイムオーバーで初日失格となったが、二日目も元気にチャレンジしていた。ライディング自体はかなり乗れる人だし、それなりの山岳走行のスキルが無ければ1周することも厳しいコースではあるから、タイムオーバーでも全周回を走りきったことは相当なレベルと言ってもいい。
エンデューロテスト1は軟弱路面でかなりの荒れ具合。ターンしてすぐ複数の倒木という難しいポイントで、見事に一番難しいラインで越えていくロッカーズ西澤さん。 平らなところでも嵌るぐらいワダチが深い。全開で攻めるのは初日総合9位と遂に本領発揮の小田島真@北上カントリーロード。今回のテストはどこもタイトでローアベレージ、軽い125には向いていたかも知れない。それにしても真ちゃん速かった。みんなどんどん凄い人になっちゃって・・・

2004/11/20


今年のAAGPはスコット・サマーズが優勝!




AAGPは3時間耐久のヘアスクランブル。しかし年々コースの簡素化、ハイスピード化が顕著でコースは長いが基本的に全面モトクロスコース で行われる耐久モトクロスというのがふさわしいレースだ。シリーズ戦のコースはラップタイム15分以上という原則があるらしいが、AAGPでは トップで10分台のタイムで、ハイアベレージの"コース走行スキル"がなによりもものを言う設定であった。外国人ライダーや日本のトップMXライダーが参加するのでスペシャルな雰囲気ではあるが、見所はそれだけという感じもしなくもない。しかしやはり普段目にすることの無いダミアン・スミス、スコット・サマーズ などの素晴らしい走りが実際に目に出来るという機会は貴重だ。両外人ともMXを本職としないクロスカントリーレース系のライダーではあるが、さすがに その道のチャンピオンらしく基本的なスキルは大変高く、MXコースでも明らかに小池田よりは慣れていなのが感じられテンポが悪いのだが、スピード的 には遜色がないという驚きの展開を見せる。序盤は小池田とダミアンがフルコースに渡って激しくバトル、中盤からは追い上げてきたサマーズとの三つ巴の バトルとなり、ダミアンがパンクにより遅れたあとは小池田、サマーズのマッチレースとなった。小池田は3時間に渡って全く気の抜けないレースとなるが、 相変わらず気合の入った攻めの走りを貫き、ビックタンクで武装するサマーズに給油で離されるのだが、都度ペースアップして追いつき、このレースに賭ける 意気込みを感じさせてくれる。しかし終盤なんと小池田のエンジン焼きつきでリタイヤというあっけない幕切れとなり、結果サマーズのぶっちぎり優勝と なった。
序盤の見所はこの#22ダミアンと#6小池田のサイドバイサイド。双方ともラインをクロスさせあい、インを奪い合い、 本気のバトルを見せてくれた。 ねっ、この迫力!興奮するよね。
ギャップ&ワダチだらけの荒れ気味MXコースではやはり若干小池田に分がある。 しかしノーマルWR250FでジュビロスペシャルYZ250に喰らいつくのだからダミアンの力量は推して知るべしである。
藤原広喜はスタートから遅れてしまい、その遅れのままトップグループには絡めずに終わってしまった。 しかしこういったハイスピードコースでも十分なスピード。 キャンプ場上の林間ギャップコースはそのまま。ガンガン攻める小池田。
スタートで遅れたもののあっという間に追いついてきてダミアンに襲いかかるサマーズ。この後ラインを自在に替えて ダミアンを抜き去っていった。このセクションは断然サマーズが速い。 石井師匠はやっぱりこういうコースは得意。藤原に続く総合5位というスピードを見せた。
今年も来てくれた釧路の鈴木浩昭。マシン不調で満足のいく走りではなかったようだが総合17位。 オフパラランキングで堂々2位の助野。しかし このコースでは持ち味を生かせないか?23位と不本意な成績。
スコット・サマーズは良く「後ろ乗り」と言われるが、ホントに後ろに乗っている。ここはグラベルフラットコーナーの 入り口、ブレーキングが終わって体重を前に移動したところなのだが、それでもこの位置(ブレーキング中はさらにもっと腰を引いている)。 むろん身長もかなりでかい人なのだが、それにしても特異な乗り方と言える。 だってダミアンだとこうだもんね。ま、速けりゃなんでもいいってことで。でも速くない我々はやっぱりこっちを目指すべき でしょうね。ダミアンの走りはスマートでホントにカッコ良かった。来年のスゴーツーデイズに来てくれないかなあ>ふじゃぁらさん(^^;

2005/03/21

遂に今週末に迫ったSUGO2DaysED。コースも無事全て完成し、本日ロケハン兼参考タイム取りに行って来ました。かつて無いほどの 積雪に苦しめられたというコース作りだが、各チーム合同の奮闘によりきっちりとルートが確保されていました。今のままでまったく問題 ありません。素晴らしいルート、そしてテストです。基本的な構成は昨年までと同様ですが、更なるボリュームアップ、テストの改良がうまく 機能しています。難しくも楽しいコースでした。今日のコンディションではグリップも比較的良く、押したり、埋まったりという心配は無いが、 歯ごたえは大変あります。オンタイムを目指す走破性というものが、本当の意味で問われそうです。エンデューロテスト、難しいです。 雪の壁が残るロケーションも大変素晴らしい。今日は晴天に真っ白な蔵王連峰がくっきりと美しく、東北の早春を満喫できます。
エントラント諸君のチャレンジを待つ!!
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