2002/11/12〜11/28

2002/11/12

4日目の早朝、パルクフェルメ解除後、朝一番の整備を済ませスタートラインに付くノブ・菊地。秒単位のスケジュールで スタートがどんどん進められていきますが、混乱も無くマーシャルがきっちりと管理しています。会話もなにもなく、全く もって整然と進行していきます。出るほうも開催するほうも良くシステムを理解しているからのことでしょう。ほのぼの ムードは一切ありません。当たり前ですけど。整備スペースの喧騒とこの静かなスタートの対比が非常に印象的で、 とても緊張感に溢れる雰囲気でした。

2002/11/18
日曜日にSUGOで行われた「ハリケーンエンデューロ・AA−GP」はAMAからランディ・ホーキンス、ジェイソン・レインズを 迎え、日本からは今年の全日本MXのIA250シリーズ2位という間違い無く現在日本の頂点にいる小池田猛をはじめ、昨年に 引き続きIA佐合潔、ヤマハワークス監督にしてYZ-Fの開発ライダー鈴木健二のモトクロス勢、エンデューロ界からは、 三橋淳、藤原広喜、渋谷清幸、石井正美、高橋政人、池田智泰、と東日本のトップが勢揃いし、ランディがアドバイスして 作ったというかなりのテクニカルなコースでまさしくガチンコ真剣勝負が繰り広げられた。このメンツであのコースなら 面白くないわけが無く、3時間に渡ってコース内を駆けずり回ってビデオを撮り捲りました。主催者側でオフィシャルビデオ を制作・販売する都合上、こっちで撮ったのを勝手に販売するわけにも行かず(販売するなら撮影料が必要とのことでしたが 、一アマチュアの私ではお金払ってまでは無理っす)ビデオの公開は難しそうですが、静止画なら問題無いですよね?(^^; ということで昨晩一挙に190枚ほど作成しまして、例によって徐々に更新して行きます。
まずは鈴木健二のこのカメラ目線ウィリー!!カッコイイとしかいいようが無い。 こうやってカメラマンや観客にアピールするのがA級ライダーはホントにうまい。撮ってる側としても凄く嬉しいんですよね。 小池田はやっぱり凄いです。毎周毎周全コーナー最初から最後までこんな感じに攻めてくれました。
エンデューロライダーだって負けていません。ちゃんと魅せてくれます。グラベル駐車場の ハイスピードコーナーをフルバンク全開で攻めるイシゲ。ここをビデオで何回も繰り返し見ましたがカッコイイです。熱いです。 今回ランディの速さがようやく分かりました。ウッズがとにかく抜群に速いです。失敗しません。渋滞気味でも 簡単に避けていってます。相変わらずジャンプは全く飛びませんが、ウッズだけで他のライダーに十分差をつけられます
では小池田は難所ではどうなのか?次回からの更新を待て(^^; ジェイソンは足の怪我から復帰したばかりでまだ80%の調子だったそうだ。今回はランディの経験に かなわなかった感じ。走りも師匠譲りのノーリスク・ハイペース走法で、非常にスムーズ。絶好調の時を見てみたい。

2002/11/19

三橋と3時間に渡って絡んでいた佐合潔。相変わらずのシャープな走りでカッコイイ。ハードなコースで 最後は脱水気味になるほど頑張ってくれた。 こちらはイシゲとずーっと絡んでた藤原広喜。「まだまだでした」と反省のコメント。この走りからも真剣さが 分かる。03WRが早く来ないかなと待ち望んでるはずだ。なにせ03YZ−Fは別物のように進化したそうなので、WRも 期待が持てる。

2002/11/21
我らがエンデューロライダーも頑張ってます。ここはちょっとした土手登りなのだが、平地からいきなり急な角度 の土手にぶつけて登る感じで、しかもちょうど平地の終わりの路面が柔らかくて抵抗になり、轍も出来ており、 まともに行っては登れない大変難しいセクションだった。大半のライダーがマシンを投げたり、登っても転んだり している中、AAクラスはきっちりとクリアして行っていた。ウイリーからの壁に飛びつき型で豪快に決めるのは三橋 淳。マフラー脱落のトラブルで後半の追い上げがならず。チームメイトの佐合とのバトルの末なんとか5位入賞を 果たした。 キヨユキだって頑張ったのだ。クローズドコース用のCRF450での参戦で、コースだと2stよりは間違い無く速く 走れるとのことだったが、今回のようなマディもありだと、重くなってきた時の4stは想像以上に重さがこたえた そうである。難所でのキックも大変そうであった。久しぶりに疲れきっている所を目撃しました。しかしこの人は 楽なラインは行きません。常に轍切りにチャレンジし、この画像のように上手く決まったときはそれは見事だ。 2stCRだったら、もっとバシバシ決まってただろう、とは本人の弁である。

2002/11/25
土手登り前のハイスピードコーナーでの小池田。土手登りに気を取られていて最初気がつかなかったのだが、 ふと目をやった時に飛びこんできたのがこのすんごいコーナーリング。あの日高でアオラのグラベルテストで びっくり仰天したのと同じくらいのインパクトがあった。日本人でもトップはここまで出来るのだ。外人だけが 凄いわけじゃないぞ。 日本人最高位ということで立派なカップを掲げる小池田。私には日本を背負って頑張ってくれていたように 見えた。来年はもっともっとみんなで熱く応援して、またエンデューロに出たい、ランディに勝ちたいと思って くれるように見ている我々が努力しましょう。観客もただ見てるだけじゃなくて、日本人に声援しなきゃだね。ISDE で自国のライダーを真剣に応援しているチェコの人達のようにさ。もっとみんな熱くなりましょう。あんなに 素晴らしい走りを見せてくれるのだから。MXだEDだなんてどうでもいい。

2002/11/28
やっぱり林間が速かったランディ。こういう狭いところでのクイックで大胆な動きはさすがにまだまだかなわない。 キャンプ場脇のコースは長年使っているせいか、ギャップが延々続き、ヤチからの轍登り、つるつるのウッズを抜けてきた あとにこれが待ちうけている為非常にきつかったそうだ。ここもランディは小池田を上回るペース。サスを有効に使った とても軽やかでハイペースな走り。なにが違うんだろうねえ。ただアクセルをたくさん開けるだけじゃだめなんだろうなあ。

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