【左】
2003.10.7
02h24m〜03h50m
2.5分露出×8枚(フィルターなし、WB晴れ)
5分露出×8枚(R64フィルター、WB晴れ×4枚、蛍光灯1×4枚)
計16枚コンポジット
【右】
2003.12.28
0h21m〜01h05m
4分露出×3枚、5分露出×1枚(LPS-P1フィルター、WB晴れ)
5分露出×2枚、8分露出×1枚(LPS-P1フィルター+R64フィルター、WB蛍光灯1)
計7枚コンポジット
【共通】
CCD-RAW(ISO1600)
6×6ソフトビニング
Ai Nikkor 50mmF1.4→F2.8(R64フィルター使用時はF2)
ビクセンスーパーポラリス赤道儀にて自動追尾
撮影地:岩手県大野村
コメント:
望遠鏡ショップ三ツ星で紹介されているEOS 10Dでの処理と同じことをしてみました。
R64フィルターを使ったものをR画像として、フィルターなし画像をRGB分解したものとRGB合成したものです。
(12/23 コンポジット枚数を増やしたものと差し替えしました。)
(12/31 追記)
LPS-P1フィルターを併用したものを追加しました。
リゲルのそばに、ベテルギウスによるゴーストが出ていたり、コンポジ枚数が少ないのでザラつきが目立ちますが、赤い星雲をより強調することが可能です。
R64フィルターだと50%透過してしまう640nm付近を、LPS-P1は10%以下しか透過しないので656nmのHα線のコントラストを高めることができるためです。
ただし、露出時間は2倍程度に長くしなければならないようです。あるいは、露出を伸ばせるから淡い部分も写せるといったほうが良いかもしれません。
なお、右上が赤いのはカメラ内部の熱源に伴う熱ノイズです。
EOSデジタルほどではないですが、露出時間を延ばすとS2Proでも熱ノイズの影響は避けられません。