当初、感度と画質のバランスからISO800を使ってきました。 その後Bibble2002で16ビット現像を行うようになってからは、ISO1600で撮ってきました。 最適な設定値を見つけるべく、検証してみました。 ※ちなみにBibble2002の無補正現像では、ホワイトバランスも撮影時の設定が反映されてしまいます。 | |
ちなみにBibble2002での無補正状態は以下のようになります。 デフォルトではColor ManagementがMonitor Correctedになっているのですが、色が強調されすぎるのと、レベル補正されているようなので、Noneにします。 また、FilteringやOption Settingsのチェックは全て外します。 | |
CCDの基本感度であるISO200と、最高感度であるISO1600で撮り比べてみました。どちらも5分露出です。 レベル補正で両端をそろえて比較してみました。 一見同じように見えますが、ISO1600の方がノイズが目立ちやすいようです。ただし、ノイズの数はほぼ同等に感じます。 ヒストグラムを比べると、ISO1600の方が諧調が広いのが分かります。 また、淡い部分の写りもISO1600が勝ります。 星雲撮影はたいていの場合、露出不足ぎみ、あるいはノイズ抑制のため、短時間露出で切り上げるのが得策なのでISO1600設定がお勧めです。ただしM42など明暗差の激しい天体では高ISO設定では白トビがひどくなるので低めの設定が良いと思います。 ISO800以上の設定では、ぼかしがかかり解像が甘くなるとの情報もありますが、Bibbleでの現像ではそのような現象は起きないようですので、純正ソフトでの現像時にそのような処理が行われているのではないかと思います。 |