2002.5.21


ニュース原稿

アナウンサー生活7年目。切っても切り離せないのがニュースの原稿です。
前の局では、私が退職するまで手書きの原稿が主流。今の局では全部がパソコン原稿。
先日、深夜のトーク番組で原稿のことが話に出ました。「読みやすいけど誤変換や変換のし過ぎが多い」。
そうなんです。例えば、「長崎」と打つと「長崎」とか、上原多香子さんが出演していた某CMで「カメラ」が「亀ら」と出てくるのもその1つですよね。
気になることがもう1つ。文章を書き直したときの修正ミス。

「西村が昼ご飯を食べました。メニューはスパゲティーです。」を
「西村が食べた昼ご飯のメニューはスパゲティーです。」
と直そうとします。

手書きなら最初の文をほとんど消して書き直すでしょう。でもパソコンなら「切り取り」や「コピー」、「貼り付け」の機能を使うことがあるはずです。
そこで問題は起こるのです。「昼ご飯」を移動させようとして、「切り取り」、食べたの後に「貼り付け」たとします。 しかし、その時「昼ご飯」の後にある「を」まで移動させたらどうなりますか?
「昼ご飯のメニューは〜」となります。そう、「を」がおかしい。こういうことって案外多いんです。さっと目を通した時は主語や述語、目的語などの配列から推測して「を」とか「の」を判断して声に出すんですが、いざきちんと読もうとすると「を」が目に入ってきて、おっとっと・・・となるんです。
ちょっとわかりにくいですかね〜?原稿に限らず、パソコンで文章を作るとありがちなこと。
確かに、手書きで書き直すより早いんですけどね。