西村 正行の出身は山口県岩国市。なのになぜ「広島」?
岩国市は広島県のすぐとなり。喋る言葉は広島弁の一種、「岩国弁」。
9割「広島弁」と言ってもいいでしょう。
その広島弁を私なりにご紹介します。
(でも最近喋ってないからな・・・ちょっと不安)
ちょっと怖いイメージのある広島弁も、実は愛嬌のある方言なんですよ!

広島弁基礎講座

その1:広島弁はアクセントが共通語に近い
方言にはそれぞれ独特の「アクセント」があります。日本語の場合「高低アクセント」、
つまり、高い低いで音を区別して言葉を作り上げます。(ちなみに英語は「強弱」)
そのアクセントが非常に共通語に近い。
アナウンサーの出身地に広島が結構多いのも、アクセントに理由があるのかも。
たしかに、私は地方出身者ですがアクセントで苦労はしませんでした。
逆にアクセントが共通語と大きくかけ離れているのが関西圏の言葉です。

その2:語尾に特徴がある
広島弁の特徴と言えばやはり「じゃけん」に代表される語尾。
いろんな種類があります。
「〜だ」を表す・・・「〜じゃけん」
「〜だから」(理由)=「〜じゃけえ」
「〜しなさい」=「〜しんさい」etc...
あげればきりがありませんが、語尾にはいろんな特徴があります。
その3:老若男女みんな使ってる
本当にみんな使ってるんです。
例えば幼稚園児が、
「わしゃ、昨日クレヨンしんちゃん見たんじゃけど、おもしろかったでえ。」

(=「僕は昨日クレヨンしんちゃん見たけど、おもしろかったよ。」)
他にも若い女性が、

「きょうは雨が降っとるけえ、傘を持っていきんさい(持っていきんちゃい)。」
()の「ちゃい」はさいの女性形。女性が使う。
(=「今日は雨が降ってるから、傘を持っていきなさい。」)
などなど。使いそうにない、小さな子、女性も使ってます。
つづく・・・

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