軽米
タイトル
鶴飼部落常会
豊かなむらづくりで農水大臣賞
祝賀会で新たな一歩をしるす


 平成9年度の豊かなむらづくり全国表彰で、農林水産大臣賞に輝いた鶴飼部落常会(山崎良一会長、38戸)の受賞祝賀会が12月5日、笹渡農業構造改善センターで開かれました。 会員をはじめ町や県、農協関係者など約100人が出席。受賞の喜びをかみしめ、更なる地域づくりへの決意を新たにしました。
受賞の喜びをかみしめ、今後のよりよい
地域づくりへ決意をこめて乾杯しました
(12月5日、笹渡農構センター)

住みよい集落づくりへ固い結束
 祝賀会では山崎会長が「今回の受賞は地域ぐるみで取り組んできた成果であり、関係機関のご支援に深く感謝します。地区民の心のつながりを深めて、住みよいむらづくりに向けてさらに頑張りたい」とあいさつ。つづいて平澄芳町長と澤田行一・二戸地方振興局農政部長がお祝いの言葉を述べ、坂本昭三・町農協組合長が乾杯の音頭をとりました。

祝賀会には会員をはじめ、町や県、農協関係者が100人集まりました
 ヤマセに苦しんできた鶴飼地区は昭和55年の大冷害を契機に雨よけホウレンソウの栽培に取り組み、黒毛和牛を導入。水稲と雨よけホウレンソウ、畜産を組み合わせた複合経営を成功させ、ヤマセ克服の中山間地農業のモデル地区として評価されたものです。
特に雨よけホウレンソウは品質日本一の「軽米ホウレンソウ」の町内一の作付け面積(十町歩)と販売額を誇ります。 農作業のゆい(無償の相互扶助)など合理的な労働集約で「鶴飼方式」と呼ばれる地域ぐるみの営農システムを確立。連帯意識も強く、経堂水道や墓地公園の整備、花壇づくり(県花いっぱいコンクール優良賞4回受賞)にも取り組んでいます。
(左)「知事と特定課題を語る会」では鶴飼公園に記念植樹をしました(昨年9月5日)
(右)受賞のあいさつをする山崎会長