軽米
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"鉄腕"と"打撃職人"がコツを伝授
町営野球場の完成を記念 プロOB5人の野球教室
 町総合運動公園内に建設した町営野球場「ハートフル球場」で七月六日、落成記念事業として元プロ野球選手たちを招いて少年野球教室が開かれました。町内の児童など約四百人が参加し、元西鉄のエース・稲尾和久さんなど往年のスター選手から実技指導を受けました。
 野球教室は町と国際児童交流財団「ウェーブ二千」(長島茂雄会長)の主催で、県内では昨年九月の水沢市に続き二回目。稲尾さんのほか徳武定祐さん(中日)、高橋良昌さん(巨人)、谷沢健一さん(中日)、木下富雄さん(広島)の元プロ野球選手が講師を務めました。
 開会式では、平澄芳町長が「町民待望のこの球場は生涯スポーツ振興の拠点施設。教室では元プロ野球選手との触れ合いの中から、野球の楽しさとスポーツのすばらしさを満喫してほしい」とあいさつ。稲尾さんらと球場の完成を祝い、テープカットしました。
 技術指導では投手・捕手と内野、外野に分かれて講師たちが守備の模範プレーを披露。各ポジション別に子供たちにアドバイスしました。稲尾さんは「もっと大きく伸び上がって」「ここまでひねれば打者を威圧できる」「リズム良く」などと一人ひとりの投球フォームをチェック。打撃では谷沢さんが「ボールを最後まで見て」「かかとからステップするイメージの方が上体が開かない」などとコツを教えました。また、各チームの監督やコーチに指導方法も伝授しました。
 最後は「名選手・町野球協会」対「小学生」の試合も二イニング行われ、名選手が実践で雄姿を披露しました。
 ハートフル球場は平成六年度の着工。グラウンド面積約一万三千四百平方。で両翼九十七。、センター百二十二。。ナイター照明六基(一基二十七灯)を完備しています。
 バックスクリーンは一体型のスコアボードで、電光表示できます。収容人員は内外野合わせて約四千三百人。事業費は約七億円。九月にはパークゴルフ場、来年度には多目的広場(陸上競技場)もできる予定です。