軽米
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生涯学習の意識調査 〜若い年代におう盛な学ぶ意欲〜
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 町では生涯学習の推進について評価と反省をし、新たな前進の足掛かりとするため、 昨年九月の町民意識調査の中で項目を設けて調査しました。 町民意識調査の全体は二月号で取り上げますが、今月号では調査結果の一部 「生涯学習の言葉の周知度」「生涯学習の必要性」「学習活動の実態」 「今後の学習活動への希望の有無」を紹介します。


●問 あなたは、「生涯学習」という言葉を、この調査以外に聞いたことがありますか。
(単位:%)
回 答 20代 30代 40代 50代 60代 70歳以上 総 計
ある 88.6 94.0 95.0 89.5 79.8 71.0 87.0 89.9 84.2
ない 9.1 6.0 5.0 9.2 18.0 25.8 11.7 8.8 14.5
【生涯学習の言葉の周知度】
「聞いたことがある」と答えた人が87%で、男女別では男性の方が89.9%で5.7ポイント、 女性を上回っています。 年代別では40代が最も多く「聞いたことがある」と答え、次に30代、 50代で70歳以上が最も少なく、60代が次に少なくなっています。
  
●問 あなたは、仕事や普段の生活、生きがいなどのために必要なことを 一生通じて学習していくという「生涯学習」の考え方について、どう思いますか。 近いものを選んでください。
回 答 20代 30代 40代 50代 60代 70歳以上 総 計
大切だと思う 65.9 72.6 79.0 64.5 67.4 67.7 70.3
大切だと思わない 2.3 1.2 2.0 1.3 1.1 4.8 2.0
どちらともいえない 18.2 17.6 15.0 17.1 15.7 11.3 15.8
わからない 11.4 7.1 4.0 15.8 14.6 12.9 10.6
【生涯学習の必要性】
「大切だ」と答えた人は男女別では男性が72.7%で女性(68.0%)を 4.7ポイント上回っています。年代別では40代が79%と最も多く、次が30代です。
  
●問 あなたは、この1年間に何か「学習活動」を行いましたか。
回 答 20代 30代 40代 50代 60代 70歳以上 総 計
何らかの学習をしている 36.4 40.5 36.0 30.3 31.5 30.6 34.3
何も学習しなかった 61.4 59.5 63.0 65.8 67.4 64.5 63.7
【学習活動の実態】
「何もしなかったと答えた人が63.7%(男60.7%、女66.7%)で、 学習した人を大きく上回っており、いずれの年代においても同様の結果となっています。 学習した人を年代別にみると、30代が最も多く、20代、40代と続いています。 逆に50代以上が何も学習しなかった比率が多くなっています。
  
●問 あなたは、今後何かの「学習活動」をしたいと思いますか。
回 答 20代 30代 40代 50代 60代 70歳以上 総 計
学習したい 54.6 56.0 57.0 44.7 42.7 46.8 50.3
学習したいとは思わない 13.6 8.3 9.0 15.8 24.7 22.6 15.4
わからない 27.3 33.3 32.0 36.8 24.7 25.8 30.3
【今後の学習活動への希望の有無】
全体で約半数以上の人が「学習したい」と答え、三割がわからないと答えています。 男女別では男性(48.0%)より女性(52.6%)の方が4.6ポイント多く 「学習したい」と答えています。 年代別にみると、10代が最も多く「学習したい」と答え、30代、20代の順。 60代が最も少なくなっています。


調査を生かし町民大学を充実
 以上の四項目の調査結果をみると、いずれも20代から40代の層の人たちが、 必要性を感じ、活動を行い、今後も活動していきたいと答えています。
 町の町民大学の本年度受講生は124人です。そのうち60代が最も多く、次に 70代、これらの年代層が約66%を占め、平均年齢は62歳です。 公民館活動についても、年代層の高い人たちが多く活動している現状では、 意外な結果ですが、高齢者は町の学習活動に参加し、若い人は個人で学習していることの 表われといえます。
 調査結果の一部ですが、若い人たちの生涯学習活動の必要性や学習意欲が 多くみられます。 今後も町民の方々の学習ニーズを把握し、学習プログラムの充実に努め、 更なる生涯学習の推進を図り、町の活性化へとつなげたいものです。