はしご車・屈折はしご車


梯子付き消防自動車は、ビルなどの高層建物火災で逃げ遅れた人を救出したり、消火をしたりする車両です。
最近は、はしご先端にバスケットを装着し、はしごを下方向にものばせる車両が主流になってきています。
そのため、地上から直接バスケットに乗ることができますし、水難救助などにも活躍します。
屈折梯子付き消防自動車は、バスケットのついたブームと呼ばれるはしごの部分を
2つまたは3つに折り畳んで収納する、はしご車の仲間です。
空中作業車、シュノーケル車などとも呼ばれています。
岩手県内の配備状況は、はしご車が、盛岡中央(35m)、一関(40m)、水沢(32m)、花巻(35m)、
北上(35m)釜石(35m)の6台
屈折はしご車は、盛岡中央(モリタMSB20)、水沢(モリタMSB20)
宮古(Σ25)、二戸(Σ20)、久慈(Σ25)、大船渡(モリタ式15m型)
の各消防署に配備されています。



はしご車



宮古地区広域行政組合 宮古消防署
車体 いすゞ  艤装 日本機械工業
4連 24メートル級
ポンプ付きのはしご車です。(正式な表現は逆で梯子付き消防ポンプ自動車といいます)
導入当時は吸管も付いていましたが、現在は取り外されています。
新屈折はしご車(NIKKIΣ25)導入に伴い間もなく廃車に・・・・



胆沢地区消防組合 水沢消防署
車体 日野  艤装 森田ポンプ
5連 32メートル級





盛岡地区広域行政事務組合 盛岡中央消防署
車体 日産ディーゼル  艤装 森田ポンプ
5連 35メートル級
日産ディーゼルと森田ポンプが開発した、専用車体艤装にされたはしご車です。4WSで小回りが利きます。





両磐地区消防組合 一関消防署
車体 日産ディーゼル 艤装 日本機械工業
5連 38メートル級
この車両もバスベースの専用車体に艤装されたはしご車です。
4WS装備で最小回転半径5.6メートル
車高の調整装置やドア連動のステップ、リアビューモニタ
最近消防車装備として定番となりつつある
メタルハライド投光器、キセノンフラッシュ警光灯(ウィレン製)などを装備しています。





屈折はしご車



大船渡地区消防組合 大船渡消防署
車体 三菱ふそう  艤装 森田ポンプ
2折屈折 15メートル級





盛岡地区広域行政事務組合 盛岡中央消防署
車体 日野レンジャー  艤装 モリタ
3節 21メートル級






胆沢地区消防組合 水沢消防署
車体 日野レンジャー  艤装 モリタ
3節 21メートル級
回転灯ではなく、ウィレンのキセノンフラッシュランプと補助警光灯を装備。
盛岡と同型車ですがポンプの装備はありません


NIKKIスカイアームΣ


久慈地区広域行政事務組合 久慈消防署
車体 いすゞギガ  艤装 日本機械
平成13年2月製造
25メートル級
「スカイアームΣ25」
メタルハライド投光器、ストロボ補助警光灯を装備
高圧噴霧ポンプ「フォグテック」を搭載していて、梯上からもフォグテックを放水可能





二戸地区広域行政事務組合 二戸消防署
車体 日野レンジャー  艤装 日本機械
平成8年3月製造
20メートル級
「スカイアームΣ20」







宮古地区広域行政組合 宮古消防署
車体 日野 ドルフィンプロフィア  艤装 日本機械
平成14年製造
25メートル級
「スカイアームΣ25」
A−2級 ポンプ付き
メタルハライド投光器、ウィレン製ストロボ警光灯を装備



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