まだまだ!!!まだまだ?

2007年8月

 暑さにも体がなれず自分の体温調節だけでも大変で、できればあまり動かずにしずかに暮らしていたいのに・・・
そう思うときほどなにかがあるのが最近の我が家。
「もうそろそろ静かに暮らせるかしら?」
「病院がお休みになるのだから健康管理はしっかりね!!!」
家の中では気合いを入れていたけれど実家のことは考えていなかった!!!
3ヶ月前の事故以来おじいちゃんは車の運転もせず暑い中を畑に行ったり草刈りをしたり、お昼寝をして水戸黄門をみて・・と自分の生活リズムを作りつつあった。
おばあちゃんも相変わらずで「野菜を届けたいけれど足がない!!」「おじいちゃんがどんどん耳が遠くなって会話も大変。」と愚痴ばかり。
二人暮らしなんだから仲良く元気でね。電話の度にそう話していた。
それなおじいちゃんがまた入院した。
おばあちゃんからは心臓が弱っている、と電話が来た。
顔を見に行って話をきいたらおじいちゃんは腎臓が悪いのだ・・・という。
全くどっちの話がホントなんだかわからないから担当医に説明をしていただいた。結果心臓も腎臓も体の機能が衰えている・・と言われてしばし呆然としてしまった。
おじいちゃんにはただの一度も怒られたことがない。
ママはおじいちゃんが大好き!!!としはとってもどんなときでも私たちに弱音を吐くこともなく去勢をはって暮らしてきた。
そんなおじいちゃんはいつまでも生きている・・とどこかで思ってきたので心の準備もしないで聞いてしまった先生のお話はすごいショックだった。
パパに電話をしたら相変わらず優しい。
今どうなるというのではないが人はいつかは朽ちていくのだときちんと覚悟しておかなければいけない。暑い中の入院はとてもかわいそうだ。
とにかく暇を見つけては顔を見に行っている。
おじいちゃんとならんでベッドに腰掛けてそーっと横顔をみれば涙が溢れてくる。