20%

2007年4月

 時々集まってはお酒を飲んでいた面々と半年ぶりくらいであった。
ママの入院やらで忙しくて話もできないでいた。
メールや電話をすれば用件は済むのだがママの場合、用事ではなくてただのおしゃべりだからじっくり時間がないとできない。
それでも3人でたまっていたことを話そうと思うとあっという間に時間が過ぎてしまう。
花見客流れで大にぎわいの焼鳥屋さんであたりかまわずしゃべりまくっていた。声がかれるほど・・
かといって何を話したか?と振り返ってみてもたいした話題はない。子供達のこと、自分のこと・・・でもこの友達がいるおかげでママは本当に助かっている。
自分たちも忙しいのにママにあわせて話を聞いてくれる。
50才過ぎてもこんな友達がいたりお散歩仲間がいたり・・人に頼って生きていくのが慣れっこになっているママ。
感謝の気持ちだけは忘れないでおきたい。「ねえ、少しはストレス解消できた?」
友達に聞かれた。「うん!!すごーく・・・でもしゃべったのは20%くらいだよ。もう1回近いうちにね・・・」
そーっと寝室に戻ると爆睡中のパパ、首としっぽだけ動かしてすぐに寝てしまったぷりん、うれしくて顔中なめ回すりゅう君。
ママの宝物が待っていました。