わび、さび

2007年1月

 婦人会の行事などほとんど参加していないのだが今年度は当番ということもあって旅行も行ったし、お祭りのお手伝いもした。
そして新年会。
なんとも芸達者、口も達者な奥様達である。
50才を過ぎたママでもその中では一番若くかけだしであり、パシリ専門。
今年は『大町囃子』という太鼓の演奏を余興にするそうだ。
練習したけれど若いときのようにはいかない。しかも太鼓はまちがえると実によく目立つ。
なんとかかんとか舞台を終えた。

反省会でいった小料理屋のおかみはかつて芸者さんだったのであろうか?
このお囃子も彼女に音の再生を頼んだらしい。
お座敷で一関に昔からある歌を何曲は歌ってもらった。
ママは今まで(これからも・・)縁がなかったけれどよくテレビでみる東京赤坂の料亭とか京都の有名な所でお酒を飲む人はこうなんだろうな・・・と思いながらおかみの歌を聴いていた。
三味線も何もないアカペラだったけれどなんというか・・素晴らしかった。
色,艶まさしく素晴らしい芸である。
『さのさ』もとても粋だったし初めてのお座敷にとても感動してしまった。
太鼓をもっともっとたたきたいとは決して思わないけれど古いものってのもいいなあ・・・思ってしまった。
わんこと暮らすようになってから、子供達が学校を卒業してから、交友関係が一気にすくなくなってジャンバー、長靴でOKの人たちばかりと付き合ってきた。
それはとても居心地よく、人のうわさ話も悪口もなく四季を感じながらのんびりと過ごしてきた。
たまーに人間くさい場所に行ってみると、ちょっとうれしく、ちょっと疲れる。