愛しのぷりん

2006年11月

 あのぷりんが下痢になった。かつて一度だけしかご飯を残さず内蔵だけは丈夫と勝手に思ってきた。やはり年なのかなあ?
病院に連れて行っても「えっ?りゅう君じゃなくてぷりん?」と言われるほどだ。
食事を数回にわけて消化のいいものを。
野菜はゆでてミキサーにかけた。生のお肉はゆでて小さくした。
ぷりんの最大の楽しみはうっとりした目で固いものを噛んでいるときだと思っている。その楽しみもできなくなるのかな?
下痢もすぐには治らず不安だらけだったのに加えて今度はまた右前足がおかしい。
後ろ足が痛くても前に進むことはできるけれど前足が痛いのは歩くのもきつそうだ。
何?今度は足?
ぷりん、どうしたのよ!!!
ママは涙がでそうだ。
自分の検査だけでいっぱい、いっぱいのママ。
「おうちでかわったことはない?」
M先生に聞かれた。心当たりはママのことだけだったから正直に話した。
「たぶんそれね。心配だったのよ、ぷりんは。なんか変だなあ?って感じてたのよ。りゅう君は僕はどうなるの?って不安から始まるけれどぷりんは自分のことよりパパやママが心配なのね。やっぱりぷりんはいい子ね。」
正直、それがほんとなのかどうかはわからないけれどやさしい目でママをみるぷりんがかわいくて、いとうしくて・・・・
下痢はやっと良くなり、足も肉球の炎症だったのでよくなった。ミキサーで砕いた野菜はあっという間になくなりちょっと物足りないようだがおいも、りんご・・とぷりんの季節がやってきた。