経過良好

2006年7月

 術後半年目の検査があった。
予定では3泊4日入院だったが精密なMRが入ったとかで日帰り検査になった。
これにはとても助かった。
1泊にしろ家を空けるのはとても大変なことだ。
ママの性格上どうしてだか出かけるとなると大掃除をしたくなる。
別に今しなくてもいいことを次々に見つけ出して出かけるときには疲れ果ててしまう。このパターンはなんとも悔しい限りだが実家の母そっくりだ。
夜寝るときは夜中に災害が起きても大丈夫のように玄関をきちんと広く整理し、着替えは必ず枕元。出かけるときやいない間に何かあったり出先で事故にあったりして他人様が家の中に入ることがあるからきちんと整理して・・・・
小さいときからずっと聞かされていた。それが体に染みついたのだろうか?
しかし、おそらくはママも二人の娘達に同じ事を繰り返していたにもかかわらず行動を起こす気配はまるでない。

本題に戻る・・・・
前の検査で造影剤があわず具合が悪くなったママは考えた。
一人新幹線で行って帰りはデパートにでも寄ってゆっくりしようか?
具合悪くなるのが怖いからパパに送ってもらおうか・・・
結局パパと一緒にでかけることにした。
ぷりんとりゅう君はシャンプーの預けた。
「よろしくお願いします。」と話したときぷりんは「どうして?私を置いていくの?パパ、私さみしいわ。」とパパに訴えたそうである。
はぁ???
ママは心の中で今日のスケジュールを勝手に組んでいた。診察がおわったらパパとお買い物をすること・・パパとデパートに入ったことは一度もない。
パパが自分で服を買ったこともない。
初めてのデートが女優ぷりんの演技でがらがらと崩れてしまった。
検査結果も良好で具合も悪くならずありがたい一日だったと思うしかないだろう。

次の検査までやれやれだ。