ぞっこん

2006年3月

 さてさてぷりんがいないおうちにたった一人のりゅう君。
まずは車庫のドアから動かない。どんなにリビングに連れてきてもドアをカリカリする。そしてぷりんを待つ。
こんどは家中を探して歩く。
ママがいてもお姉ちゃんがいてもだめ。
ヒーヒーとなきながら探し回る。
りゅう君にすればぷりんとこんなに長く離れるのは初めてかもしれない。いつも一緒にいて大好きで・・ぷりんには良い迷惑だろうがりゅう君はぷりんにべったりだった。
夜もなかなか寝てくれない。ベットにすら上ってこない。ドアの前でお座りしてぷりんを待っている。
ぷりんのお泊まりで寂しいパパ達に追い打ちをかけるりゅう君の姿。
「ぷりんがいなくなったらりゅう君はどうなるんだろう?」
ぷりんは心の中で思っているだろう。
(どうしてみんな私がいなくなることばかり考えてるの?私はこんなに元気なのに失礼でしょ?もうやめてよね。)
みんなぷりんが大、大、大好きってこと。