望み

2005年12月

 人間大きな手術なんて一生のうちで1.2回あればいいと思う。
おばあちゃんや藤沢じいちゃん、ばあちゃん、パパだって大病したことがない。
なのにママは今度で4回。そのたびごとにパパと藤沢ばあちゃんが付き添ってくれた。手術室に行くママを見送り、待っている。
ママにはそんな経験がないので気にもならなかった。(自分のことで精一杯。)
子供達も小さかったからそんなママの姿を見せたくもなかった。

検査の時に見送るパパの姿がすごーく悲しく見えた。
どんな思いで待っていてくれたんだろう・・・
今回はパパと一緒に子供達にも待っていて欲しい、パパにお願いした。
場所が場所だけにトラブルがあったらもう終わりだ。
だからパパのそばに子供達をおいておきたかった。
ママはすごくうれしかった。
待っている子供達に悲壮感などまるでなく次女は爆睡していたらしい。
あまりにも順調に早く終わったのでみんな食事にいっていたという。
長女はすぐママのそばに寄ってくる。
次女はいつでも出遅れるので遠くからしかママに話しかけられない。
もうこんな思いはさせたくないなあ。
恐怖感が少しずつ消えてきて今までの期間が長かったのか短かったのか・・・
まだまだ実感がわかないけれどすごーく疲れた。