2005年11月 今回のことを藤沢じいちゃん、ばあちゃんには知られたくなかった。 おばあちゃんはまだしも、父親っこであるママは年取った父親に心配をかけることがたまらなく悲しかった。 でもやはり黙っておくのはかえって事態を悪くさせるだろうとおばあちゃんに話した。おばあちゃんはいつものマシンガントークで心配やら平澤家に対する申し訳のなさやらをしゃべりまくっていた。 母も母でそうしなければ耐えられなかったのだと思う。 付き添いはするからね。と美容院にも行き用意周到らしいけれど最近急に寒くなってきたこの季節、おじいちゃんを一人で家におく方が心配である。 親より先にいかないこと、これが最高の親孝行だってちゃんとわかっていますから。おじいちゃん、おばあちゃん、ごめんなさい。 |