謡う心、舞う心

2005年10月

 子供達の夏休みが終わったとき、「あ〜あ、もう楽しみもなくなったなあ・・」とつぶやいていたらパパが笑いながら言った。
「何もないっていいながらけっこう遊ぶ予定が入ってるんじゃないの?」
そういわれればその通りです。
スマコンあり、運動会あり・・・・
けれどこれが一区切りのイベントでした。
ママの高校時代からの友人が本を出しました。
その出版記念パーティーに娘達と出席です。
そうそうたる参列者、格式高いホテル。
初めてこういう場所に来た娘達はびっくりしていました。
こんな世界があることをまたまた認知したようです。
ママ達には一生縁のない場所ですがこんな世界で輝いている彼女がとても素敵に見えました。
7月に骨折した足はまだ杖を必要としていてとてもかわいそうでしたがそんなことを感じさせず動き回っていました。
共に高校時代を過ごし、学生運動が下火になってきた時代の大学生活。
思い出はたくさんあります。
ママは結婚して3人の大切な宝物をえました。
彼女は結婚はしなかったけれど彼女らしく優しく誠意をもった付き合い方で非常に多くの友達を作ってきたようです。
人生なんてほんとに人それぞれなんだなあ・・・なんて思いながらスポットライトに浮かぶ彼女を見守っていました。
これからがもっと花開く時でしょう。
「ママの人生なんてもうおわりに近い。」なんて愚痴をこぼさずに頑張らないといけないなあ。
彼女が教えてくれました。