冬眠

2005年1月

 子供達も帰ってまたまた普段の淋しい生活が始まった。相変わらずやらねばならぬことはたくさんあるのに、毎日寒さに負けてしまっている。
遊水池は白一色。一人でお散歩していると気が狂いそうになる。
冬山で遭難した人や冒険家の植村さんなんてこの何千倍、何万倍の恐怖と戦っていたんだろうな・・と思ってしまった。
けれどぷりんはうれしそう。足さえ丈夫だったら走り回りたくてしょうがないだろう。りゅう君も同じ。がたがた震えているのでだっこしようと思ってもいやがってうさぎみたいにぴょんこ、ぴょんこと走り回っている。足には雪玉。
こんなに重くなっても平気で走り回る。春にはますますパワーアップしていることだろう。
ママは?
もう冬眠してしまいたいくらい毎日眠い。
どうしてこんなに眠いんだろう?
ママは犬でもうさぎでもなく熊の生まれ変わりなのかもしれない。