2004年10月 Tちゃんお母さんから電話があった。 「別に用事もないけれどぷりんちゃんは元気?」 春先にお父さんが亡くなって一人暮らしになってしまった。 お父さんが亡くなってすぐ猫ちゃんも逝ってしまった。 車の免許がないTちゃんお母さんは遊水池散歩もできない。 毎日のようにあっていたのに寂しくてたまらないのだと思った。 Tちゃんも10歳。 「みんなお父さんが連れて行ってしまうのかしら・・」 ママだって寂しくなるこの季節。 Tちゃんお母さんの気持ちがとってもとってもよくわかる。 今の楽しみはTちゃんと行く老人ホーム訪問活動くらいなんだろう。 Kちゃんママに電話して今日の夕方散歩はTちゃんちあたりにしようということにした。 Tちゃんちは結構山のほうだ。 市街地から比べるとそれだけで寂しい。 Kちゃんママと急に行ったものだからTちゃんもお母さんもすごく喜んでくれた。 少しおしゃべりをして近所をお散歩することにした。 ちょうどKちゃんママの知ってる小学3年生の女の子が一緒にお散歩に行きたいという。 犬は大好きだけれど借家だから飼えないそうだ。 りゅう君を持たせてあげたら大喜びですっかり飼い主気分になっていた。 夕方のためか車がすごい。 車がくるたびに「気をつけてね。」と注意するけれママ。 その子はスパルタハンドラーになって「りゅう君いけないでしょ!!」とリードをぐいぐい。 りゅう君は緊張しまくりだしなんとかぷりんとママのそばにいようと必死。 おしっこもうんちもしないで帰ってきてしまった。 帰りにTちゃんお母さんからたくさんお野菜を頂いた。 また行きますね。 寂しくなったらいつでも電話下さい。 お野菜ありがとうございます。 |