2004年10月

 ママは高校生の時から下宿をしたため実家を離れていた。
大学生、社会人 そして結婚したため15歳から両親とは別々。
ママと藤沢ばあちゃんがいくら似てるからってこうなるわけじゃないかもしれないが昔からママになにかあると電話がきた。「別に用事があったわけじゃないけれど変わりない?」という調子だ。
その逆もよくあったし電話をするとすぐにおばあちゃんがでて「今かけようとしたところだった。」ってのも数多い。
ママに変化があったときは必ずといっていいほど何かを感じるようだ。
結婚してからもそういうのは続いたけれどママはしっかり平澤家の人間になってしまったのかもしれない、だんだんそういうこともなくなりおばあちゃんにも「もう私に何かあってもわからなくなってしまったねえ。」と言われるまでになった。
ママと3人の子供達にはそんなつながりはない。
前は毎日のようにかけたり、かかったりしてきた電話もほとんどなくなり、バイトの時間もまちまちだったりして『便りがないのは元気な証拠 』になってきている。
けれど昨日りゅう君を病院に連れて行っている間にお姉ちゃんから電話があったらしい。
これって・・・?
タダの偶然かもしれないけれどママはちょっとうれしかった。
パパやママでは感じなくてもぷりんやりゅう君との絆はしっかりあるのかもしれない。
電話ありがとう、うれしかったよ。