今年もカサブランカ

2004年8月

 今年はとにかく暑い。
二階の廊下もすごい暑さだ。
例年のようにママの愚痴が始まる。「一号、暑かっただろうね。」
そしてまた我が家はカサブランカの香りであふれる。
一号が逝って6年。
まだまだ心が痛む。
もっともっと大切にしてあげたかった。
一緒にいたかった。

こんなふうに暑くて暑くてたまらなかった日。

今年のお祭りはいつもよりも余計悲しくなりそうだ。
忘れようとも思わない。
思い出と一緒に過ごすこと・・それはできるようになってきたけれど後悔だけはまだ消せない。

先日、あるお寺の住職さんのお話を聞いた。
生き物は必ず死んでしまう。けれど未来永劫その御霊は生まれ変わって引き継がれる。一号もきっとどこかで元気にしているんだと思う。
きっと・・・・