| ２００４年６月 お姉ちゃんの成人式の夜、母達の成人式で一番の話題は『冬のソナタ』だった。 みなさん声を大きくしてうっとりした目でヨン様を熱く熱く語っていた。 ママは見たこともなかったしワイドショーで涙を流しながら追っかけをしているおばさま達が気持ち悪かったのでしらっと気分で話を聞いていた。 偏見だがどうも韓国はイメージが悪い。 韓国料理も好きだけれどハングル語の響きが嫌いだ。 パパは韓国通。 ソウル大好き。 ママが韓国が嫌いなのには訳がある。 パパがよく一人で遊びに行っていたから・・・ そしてはじめてソウルに行ったときタクシーの中から見ていた町並みがすべて訳のわからない字で埋め尽くされすごい孤独感に襲われたこと。 英語や漢字ならなんとか単語から意味を引き出そうと考えることもできる。だけどあの絵だか字だかわからない全くつかみ所のない看板を見たら「もしここで一人になったらどうしよう？」と怖くてたまらなかった。 そんなママなのに・・・・ 遠足の時にも話題になった『冬のソナタ』，Ｇちゃんママからビデオを借りたらもうだめだ。 週末はどっぷりとヨン様にはまってしまった。 ３日間で全２０巻、しっかりと見てしまった。 次女からは「ママは違うと思っていたのに・・・」といわれ、パパにはあきれられ、それでもママは「ワイドショーにでてくるおばさま達とは違います。だって涙もでてこなかったし・・」と一生懸命なのだが二人とも笑って答えてくれない。 「ＨＰがヨン様だらけになるかもしれない。」と話したらパパがいやーな顔をしたのでやめようとは思うけれど・・・ 「ロケ地を回るツアーがすごい人気らしいよ。」 パパが話していた。 「ふーん。」と軽く流して・・・ 冬になったら行きたい、ツアーではなく一人であのすばらしい景色を見てみたいと思ってしまった。 今年の冬はキャメルカラーのオーバーを着よう。 いいかもしれない。 そんな気持ちを我が家のヨン様にすっかり見抜かれ、マフラーもぐるぐる巻きでね。と合いの手を入れられてしまった。 |
