甲子園狂想曲、「パパ」章

2004年3月24日

 パパは昔から先生と名のつくものが嫌いだ。
学校、病院。
PTAすら参加したことはない。
次女が一高に入って知人からどうしても・・・とお願いされて役員になった。甲子園が決まっていたら固辞していたかもしれないが・・・・
そんなパパなのに今回はママがびっくりするくらい動いていた。
仕事の合間に寄付集めに走り回った。
「パパがこんなに頑張るのって幼稚園の夕涼み会以来かな?」
それも納得、今の役員は全部そのときのメンバーだった。
仕事もお休みして大好きなぷりんもおいて出かけた甲子園。
ママもうれしかったようにパパもまたたくさんの同級生や先輩、後輩に会えてうれしそうだった。
夜は大阪の友達とみんなで飲みに出かけた。
たまたま入った居酒屋さん、みーんな一高応援団だったよ。と楽しそうに話してくれた。
パパがどんな応援をしていたかなど見る間もなく騒いでいたママだったけれど、きっと大きな声で応援歌を歌っていたのだろう。
余談だけれど・・・
校歌や応援歌は実によく覚えているものだ。
新入生のときの地獄の応援歌練習が心と体に染みつくものなのか?
84才、ちょっとお幸せな我が家のおじいちゃんだってちゃんと歌えるし、幹部が指示する応援歌の数々を歌集も見ずに歌っている同窓生の姿にびっくりしてしまった。もちろんママもその一人。
パパは?わからないけれど・・・
これから事務処理などしばらく忙しいと思うけれど頑張ってね。
そして、夏も一緒に行こうね、パパ。