甲子園狂想曲、「息子」章

2004年3月24日

 お兄ちゃんは協調性に欠けている。(と思う。)
人混みもきらいだ。(でもお祭りは好き。)
就職活動で忙しい中、応援も乗り気ではなかった。
「じゃ、家でぷりんとりゅうをみててあげるよ。」
それもいいかな、安心だしと思ったのだがお兄ちゃん大好きのママ、息子にもこの感動を味わってもらいたいと思った。
感動まではいかなくても何かを感じ取ってもらいたかった。
パパやママの年になったときいい思い出になるように・・・(どうもママは 甲子園なんてもう行けないと思っているのかもしれない。信じてるってかいたばかりなのに。)
飛行機の切符とホテルの予約も勝手にしてしまった。
パパにはぷりんよりお兄ちゃんが大切なんだね。と言われたけれど「だって、ぷりんとりゅう君にこの感動がわかるの?」と強気で切り返した。
前の晩遅くに帰ってきて朝早く起こされたお兄ちゃんはやっぱり乗り気ではないようだけれど、球場で同級生にあってそのままどこかに行ってしまい。試合が終わってもみんなと飲みに出かけ遅くにホテルに帰ってきた。
友達にもたくさん会えたし行くまでは自分だけテンション低いなあと思ったけど行ってよかったよ。楽しかったよ。とママに話してくれた。
次の日は姪のお付きでUSJに行き一人新幹線で東京に戻った。
次の日からまたバイトと会社訪問に励んでいるらしい。
お兄ちゃん、ママの気持ち汲んでくれてありがとう。