2003年8月 ぷりんの川遊びは実に慎重だ。 水が怖いし、石ころで足場が悪いせいかもしれないがとにかくゆっくりと情けないくらい首を下げてのろのろと歩く。 かといって楽しくないかといえばシッポは元気に動かしているのでそうでもないらしい。 おそらく前の真湯での川遊びの時おぼれたことが恐怖になっているのだろう。 水際を行ったり来たりするだけなので台風で水かさが増して、流れも急な川でも安心して遊ばせていた。 台風一過で昨日までとうってかわってすごい日差し。 だけど、なんだか秋っぽい。 久々に見た強烈な日差しにママはクラクラ・・・ 川遊びしているぷりんはお姉ちゃんに任せて木陰に隠れていた。 お姉ちゃんも川岸から上がってきた時、 ドボーン!!! なんだこの音は????? 「ママ、ぷりんが滑って川に落ちたよ。必死で泳いでる!!!」 ママが見ようと思ったときはすでに遅く、ずぶぬれぷりんが戻ってきた。 「すごいよ、必死だったよ。ぷりんが泳いだよ、でもかっこ悪い。」 それは時間にして1分もなかったと思うけどぷりんの姿を想像しただけで笑えた。 なんてどじな犬なんだろう。 これで泳ぎの楽しさを覚えたのか? 次の日河原へ連れて行ったら前にもまして慎重に歩くぷりんの姿を見た。 確かに、泳げない犬はいないのは本当のようだ。 が、泳ぐのを楽しめない犬はたくさんいるかもしれない。 この調子だと一生見れないかもしれないぷりんの犬かき・・・・ 見たかったよー |