ありがとうございました

2003年8月

 次女は感受性がとても強い。優しい性格だ。しかし自分には非常に甘いので始末におえないところもある。
ママも似たようなところがあるので強いことは言えないが次女の場合この性格を自分でなんとかしないと先に進むことは難しい。
Aちゃんのことが心の隅っこにいつもあってなんだかブルーのママのところに次女が大泣きに泣きながら帰ってきた。
何があったのか聞いてみたら目の前で猫が車にはねられたという。
怖いし、びっくりしたし、かといっての猫を触ることさえできなくてそこでどうしていいか泣くしかなかったのだと思う。
次女の様子を見た通りすがりの若いお嬢さんが血まみれの猫を近くの獣医さんまで連れて行ってくれたという。
1時間以上たって次女の携帯に電話が入った。一回は元気になったんだけど、死んでしまったという。
ママはその時に名前を聞きなさいともいわないでしまった。
どこの獣医さんかも聞かないでしまった。
ママはそのお嬢さんと同じようにはできないと思う。
猫は死んでしまったけれど、お世話して下さった方々のおかげで次女はまた大きな経験をした。
そのままにしていたら一生忘れられない悲しい思いでになっていたと思う。
それが優しさのおかげでその優しさを他の人にも分けてあげようとする気持ちがうまれたはずだ。
名前も聞かないでしまいました。
お世話になったお嬢さん、獣医さんありがとうございました。