嵐の前の・・・

2003年7月

 お家を造るとき、いつもみんなでくつろげるように・・・、みんなでいられるように・・・と広いリビングにした。
お風呂もみんなで入れるようにと大きく造った。
けれど子供達が大きくなって自分の部屋にいる時間が多くなって、もちろんお風呂もみんなで入るなんて事はなくなって、ひろいリビングはもっともっとがらんとなった。ぷりんがいてくれるようになってなんとかまた別の価値はでてきたようだけれど、食事時も寂しくなった。
テーブルが広いと一品料理ではあまりにも寂しい。
人数が多ければそれでごまかせるのにそれもきかなくなるとお花でもかざってごまかそうと思ったりする。
次女も遅かったりするとしーんとして会話もないままに食事が進む。
子供達が小さいときは食事の時はテレビを消しなさい!!!と怒っていたけれど今ではテレビでもつけないと間が持たない。おじいちゃん、おばあちゃんが部屋に戻ってパパと次女とぷりんとしずかーな時間を過ごす。
「これは嵐の前の静けさだな。」
お姉ちゃんがかえってくればとてもにぎやかになる。次女も話し相手ができて元気になる。「そうだね、うるさくなるね。」
なんて言いながら一番待っているのがパパとママかも・・・・