31年ぶりの勝利賛歌

2003年7月15日

 愛校心のかたまりになったのはママだけではないらしい。
なんといっても創立100年を超える我が母校。おじいちゃんより、年配の方々から若い子まで、大勢の人が集まっていた。
ママとパパも何人かの同級生達と観戦だ。
丁度お昼時、あと5分といいながらぎりぎりまで応援していく方やちょっと遅れると電話を入れる方や・・・
今年のピッチャーは球も速くて注目されているらしい。
一球ごとの歓声、ため息。
「選手達の親は胃が痛くなるんだろうね。」とまたバカなことを言いながらにわか同級会になったメンバーと盛り上がってしまった。
思えば野球応援なんて高校生以来したことがない。サッカーの試合はいつでも見に行っていたが、お兄ちゃんが小学生の時のスポ少以来だ。
Kちゃんママが熱くなる気持ちがよくわかる。
ママはすっかり高校野球にはまってしまった。
スタンドにはなんと監督やら評論家が多いのだろう。そうそう酔っぱらいも・・・
あちこちから「打て!!」やら「待て!!!」やら声が飛ぶ。
熱くなっている人たちがどんどん増えているみたいだ。
はらはら、どきどきしながらも初戦突破してくれて、ママは31年ぶりで一緒に勝利賛歌を口ずさんだ。
試合中ママは高校生に戻れたし、隣に座っていたパパも高校時代のパパみたいでちょっとかっこよくみえた。
応援から戻ってきた次女はこれまたママの子。「ねえ、野球部ってかっこいいね。野球部の彼氏がいいかな。」
サッカーをみればサッカー選手に、そうそうオリンピックで柔道をみていたら私も柔道習いたい!!!と騒いでいた次女。あなたはやっぱりママの子に間違いありません。
夜になっても興奮冷めやらず長女にまで電話して「何を一人で盛り上がってるの?」とシカトされてしまったけど、暗い出来事が世間で騒がれている中さわやかな風にあたった気がした。