2003年6月27日 3度目のハイムアザレア。 今年もたくさんのおじいさん、おばあさんが私達を待っていてくれた。 去年は暑くて大変だったけれど、今年は雨ということもあって少しはいい。 でも中に入って動いてみると汗びっしょりだったけれど・・・ まず驚いたのはスタッフの方達の若さ!!! おじいさんたちからみれば孫、ひ孫の年齢だろう。 そしてその数も多い。 ここ数年で老人ホームや介護状況はめざましい進歩がある。 ママなどは我が子ばかりと比べるのでなんと立派に優しい笑顔で・・・・と感心ばかりしていた。 年を取るとどうしてもヘンクツになりがちだけど、孫のようなスタッフにお世話してもらうとそれも少なくなるのでは・・・? 今年はたくさん触ってもらおうということに重点をおいたので小さいワンちゃん達が大活躍。 触るのをいやがっていたおじいさん達でもなんとか触ってみる。 その次に見せる、笑顔・・・・・ 動物のすごさをまざまざと見せつけられる。言葉もない、しぐさもない、その暖かさで心を静かにしてくれる。 これは経験してみなければわからない。 一人のおばあさんにつかまって昔の話を聞かされた。 若い頃から農家の嫁で働くだけ働いて・・・・涙すら浮かべて・・・・ こうやって話すこともセラピーかなあ?なんて思って聞いていたけど。 「おばあちゃんはどこから来たの?何町?」 「????なんだか覚えていないやー。」 「お年はいくつ?」 「なんぼだべ?」 けれども苦労したことはちゃんと覚えてるんだ。 ママがぼけたとき絶対忘れてないって事は何だろう? なんて、ぷりんと一緒じゃないママはいろんな事を考えた。 もちろんそんな中でA母さんやRちゃんママは頑張っていたんだけれど。 Tちゃんがおひねりをもらった。 「まんじゅうでも買ってたべなさい。」と渡されたそうだ。 丁重にお返ししたそうだけれど、みんなその気持ちがとてもうれしくてたまらなかった。夕方お散歩で一緒だったTちゃんのお母さんは「かわいいワンちゃんばかりなのにうちのTにだけお金をくれて、Tを気に入ってくれて・・・」とすごーくうれしそうだった。 体の調子が悪いTちゃんのお父さんもうれしそうで「また連れて行かなきゃ・・」と笑顔で話していた。 家でその様子をパパに話す。 そのママも笑顔。 素敵な一日をもらった。 |