息子が増えた

2003年5月

 Vがいる間は寒い日が多かった。40度以上の熱帯の国からやってきた彼らは余計寒く感じたことだろう。しかもお風呂はシャワーだけ。寒いからバスタブにも入りなさいといったけれどだめだった。朝、晩シャワーのあとはガタガタ震えていた。こっちは風邪でもひかれたら大変とはらはらだった。
2週間Vはお兄ちゃんのパーカーやらジャージをきて過ごした。
学校に行くときも遠足の時もお兄ちゃんの洋服を選んで着ていった。
私達にも慣れてソファーで横になったりしているとお兄ちゃんがいるような気になってくる。髪の毛のごわごわ加減ややる気なさそうな仕草・・・・いろんなところが我が子とにてくる。同じ家に住んで同じものをたべてるとそうなるのかしら?なんだか家にぴったりの子だったような・・・・こんな会話が他からも聞こえてくる。
本当に不思議なものである。
Vはお刺身が大好き。特にえび。嫌いなものは最初に食べてしまう。会話が通じなくていらいらしてくると手を振る。
スポーツはきらい。たくさんのことがわかってくる。わかってくるたびに息子のように大切になる。とても良い子でよかった。心からそう思う。

けれど・・・
180センチ以上のVが170センチのお兄ちゃんのズボンを平気ではいていたのはなぜ?お兄ちゃんってそんなに足長かった?
それとも・・・・・