お寿司とトムヤンクン

2003年5月

 前に来た子は好き嫌いが激しくて食べ物にすごく気を遣った。
日本に来たので和食を・・・なんて気負いすぎて結局食べてもらえず、結局喜んでたべてくれたのがカレーやハンバーグ。そうか、子供は世界共通、こんなものがいいんだ!!!なんて思ってしまって今回もカレーやショウガ焼きをフツーに出していた。
どこでもそうだったろうけれど、タイといえばトムヤンクン、タイカレーどうしてもそれしか思い浮かばず「いつもどんなものを食べているの?トムヤンクン?」と聞いてしまった。
トムヤンクンは一番有名だけれどそんなに毎日食べているわけじゃないと言われ、そりゃそうだと変に納得してしまった。
好きな食べ物は?
と聞いたらなんでもTryしてみるし、日本食が大好きだよと返ってきた。「刺身、天ぷら、寿司・・・・」
なんだ、なんだ!!!
我が家では来て一週間過ぎるのにそんなものはたべさせていない。
私達がトムヤンクンという感覚で刺身、天ぷら と話したのだろうが、ママはその晩あわててお刺身を買ってきた。
なるほど大好きだと言っていただけあっておいしそうに食べてくれた。
次はお寿司?天ぷらも・・・?
気にすることはないんだけれど、トムヤンクンと同じで日本人だってそんなに毎日食べている訳じゃないって教えてあげればよかったのかしら。
もっと短絡的なお話を一つ。
タイといえばどうしてもからいものという感じがあってカレーもいつもより辛くしたらお水をたくさん飲んでいた。
よその家では「なんか、キムチっていうイメージがあったから夕飯にだしたらきらいだって。」
キムチは韓国でしょ!!!といいつつVは食べるかと思って出したら臭いがだめだって食べなかった。
こうなるとなんだか実験とか興味本位に近くなってきているようだ。
Vはぷりんのご飯を不思議そうに見ていた。Vはおそらく犬を飼ったことがないのだろう。なんでこんなに野菜だらけのご飯を食べるの?と言いたげにママを見てきた。
でも、そう質問されたらどう英語で答えたらいいかわからないのでさーっと台所に戻ってきた

ママ達は毎日必死です。