2003年5月 Vがやってきてからパパはいつもより少し早く家に帰ってきてくれた。次女達が 戻ってくる時間に会わせていたのだと思う。 毎日が日曜日で時間に追われる生活に慣れていないママにとって時間通りに事を運ぶというのはひどいプレッシャーだ。 毎晩次の日のスケジュールをVと話し合うとVはきちんと守ってくれる。 朝が苦手なママにとって早め早めに行動してくれるVはありがたかったがいつもばたばたしてしまった。 夕飯もお腹がすいているかもしれないと思うと帰ってきたらすぐに食べさせたい、しかも暖かいうちに・・・などといい格好をしていると時間だけが過ぎていってもう大慌てだ。 早めに帰ってくるパパはいつもママの手伝いをしてくれた。しかもお料理大好きのパパが焼いたり、揚げたりしたのはとてもおいしい。 ある夜、Vとの会話でパパは料理が上手だよ、とかママは嫌いとか を冗談のつもりで話していた。 M母さんに聞いたのだが、タイでは男の人は料理をしないのだそうだ。何かタイの料理でもつくってあげたら?と言ったらそう答えられたという。 ママはどきっ!!! えっ?? あのね、うちではパパがVの前でお料理してるよ。変だと思っただろうね。しかも私は料理嫌いって言ってるからもしかして????? そうです。なんと、Vは我が家の食事はパパが作っていると思っていたそうです。 パパは、朝お仕事に行って帰ってからはご飯を作って、ここのママは一日中何をしているんだろう?確かお昼寝が好きだって言ってたから寝ているのかなあ? なんて思っていたに違いない。 ママは焦ったね。必死になって何度もM母さんにそこの訂正お願いします。と頼んでしまった。 こうしてみるとママの英語の所々は通じているようだ。 しかし、英語でジョークを言おうと思ったのは大きな間違いだった。 |