2003年5月 バイトの休みがとれたお兄ちゃんがまず帰ってきた。 大好きなお兄ちゃんが戻って喜んだのがぷりん。 お兄ちゃんはぷりんが恐怖走りになるまで遊んでくれるしお散歩もしてくれる。 2日の夜にはお姉ちゃんも帰ってきた。 お姉ちゃんがいるとテレビとラジオとが一緒に聞こえているようなにぎやかさが始まる。やっぱりみんな揃うといいなあ。 けれど、次女は連休中試合で出かけていたし、パパとお兄ちゃんはゴルフだったりみんなばらばらのまま終わってしまった。 お兄ちゃんも5日には東京に戻り、今年のこどもの日は次女とお姉ちゃんとパパとママとそしてぷりんといつもの川遊びに出かけた。 真湯のじゃぶじゃぶ広場は家族連れですごい人、温泉も混み合っていたけれど山奥のぷりんの遊び場は誰もいなくて雪解け水が冷たくて、そうそう、雪も残っていた。 ぷりんはちゃんと覚えていて場所が近くなると車の中で落ち着かなくなってきた。 もうやる気満々。 数回しかきていない場所でもちゃんとわかってるんだ。でも、町の中でひとりぼっちになったらどうなる? おそらくおいしいご飯をくれる人がいれば我が家を探すなんて事はしないでホイホイついて行っちゃうだろうね。なんて話しながらママ達までうきうきしてきた。 ぷりんがしっぽをぐるんぐるんさせて喜ぶのは私達もとってもうれしい。 相変わらずのロングリードにつながれて水にも少ししか入れなかったけれど少しずつ進歩は見られる。 知らない人が見れば毎回同じように見えるぷりんの写真だけど、前より少し水に近くなっているししっぽだってうれしそう。 すべらないようにと見ている方がはらはらのしどうしだったけれど、水の冷たさに心臓麻痺にならないか心配だったけどそんなことはおかまいなしに『ぷりんの日』と変わったこどもの日はいつも通りポラーノアイスのコーンを4コもいただいて終わった。きっとダイエットは失敗しているだろう。 でも楽しかったね。 パパとママはそんなぷりんを見ながら話した。 「5歳になってもロングリードがとれないぷりんはおそらくずーっとこのままだし、もしかしたら泳ぐこともできないね。」 ぷりんには聞こえないようにそーっと話したのだけれど・・・・ |