WAGのお話

2002年6月

 この日は昨年秋に組織されたボランティアのレスキューグループのお話がきけた。今までに30匹の里親探しを成功させたという。
30匹が多いか、少ないかは考え方次第です。とおっしゃっていたけど、ただ、もらってくれる人を捜すだけではなく、家族の一員にまでするその役目はただただ、頭のさがる思いできいていた。
里親も一箇所ではなくパピーから、一時預かりから犬にあわせて様々なケースがあるのに驚いた。人の立場より、犬の立場にたって、動いているのにもびっくりしたし・・健康状態を良くして、予防注射をうけさせ、しつけをして、里親に送り出す。
里親の条件も色々あって、しつけ教室に通うこと、経済状態、家の庭は柵がある
etc
やっぱり、日本は随分遅れているなあと改めて知らされたし、これから少しづつでも私達が動いていかなければいけない問題を提起されたような気がした。
お国柄、ボランティア精神が奥深く根付き、その精神が体に心に染みついているアメリカ人と最近やたら騒ぎ始めた日本人との考え方の差は縮まることはあるんだろうか?
グループ運営のために犬のおやつを売っているという。
そのビスケットをおみやげにいただいた。
ひとつひとつにレスキューした犬の名前が書いてあった。
かえってきてぷりんにあげたら、とてもおいしそうに食べていた。
ぷりんに、そのビスケットの訳などわかるはずもない。