2002年6月 シアトルから車で1時間半程離れたスクイムの街にテリー先生は住んでいる。 カナダとの国境近くすぐ側にはオリンピック連峰が続き大自然の中の小さな街だ。 仕事などをリタイヤしたお年寄りが多く住んでいるという。なるほど、見かける人達はほとんど老人。私はここではすごく若いのよ。とテリー先生がいうのも分かる気がした。 星は降る程に夜空に輝き、白頭ワシがゆうゆうと空を飛ぶ。(ハゲワシとおっしゃったドクターがいたけど) 夜、耳をすませば、コヨーテの鳴き声が聞こえるという。 そして、道路脇には野生の鹿がたくさんやってくる。 ディアとエルクの違いを一生懸命話し合ったり、なんだか学生みたいだ。 どの家も広い庭があっていいなあとため息が出る。 お姉ちゃんが「私、ここに住みたい」といいだして、みんなに「いいんじゃない、テリー先生の隣にしてよ、遊びに来るから・・・」 とつっこまれていた。 静かで、ゆったりと時間がすぎる街のような気がして、ママも年取ったらここに住むのもいいかなあなんて考えてしまった。 でも、やっぱり、寒いかな? |