2013年10月

 ぷりんの耳がまたふくらんだ。
いつものことだと思って病院にいった。
いつもはたまっていた血液を抜いて薬をいれてOKなのに今回は血が固まっていてなかなか抜くことができなかった。

お年のために血液も凝固しやすくなっているそうだ。
とりあえず抜けるところまで抜いて様子を見ることにした。
足のびっこも、腰砕けも「ぷりんちゃんのお年では立派ですよ。」と言われるばかり・・・
確かにそうなのだけれど少し寂しい。
気持ちの問題だけれどグルコサミンを飲ませたりしている。

まだ食欲があるから大丈夫。
自分でおしっこできるから大丈夫。

みんなで話ながら日々を過ごしている。
散歩の途中でいつも待っていてくれるBちゃんお母さん、「頑張ってね、なでなでするとこっちまで元気になるよ。」とぷりんを触ってくれる。

長年のことなのでBちゃんお母さんが見えないとぷりんはそこに立ち止まって待っている。

人と同じように思い出を持つことができるとしたらぷりんにはたくさんの思い出があって、たくさんのお仲間がいる。

今でも遊水池に行くとしっぽを振り回して喜ぶ。
気持ちばかりがあせっていつも転ぶくせに必死になって走ろうとする。

ママはここを走り回ったり、雪の中をあるいたり、氷の張った池におちそうになったりしたぷりんを思い出す。

そしてその思い出の中には必ずKちゃんがいる。