2013年8月 暑い暑いお盆がやってきた。今までと違ってじりじり真夏の暑さだ。 パパと藤沢じいちゃんのお墓参りに行ってきた。 暑くて暑くてお墓までの道も遠い。 一月、おじいちゃんは一人歩いてお墓まできたそうだ。 ママよりすごい!!! 自分が作ったお墓に入ったおじいちゃん、住み心地はどうですか? すこしもでも涼しくなるようにとパパと二人でいっぱいお水を開けてあげた。 真夏の空。 そちらはどうですか? お友達がいっぱいいて毎日楽しいかもね。 暑さもなくて快適ですか? その時長いサイレンがなった。ちょうどお昼だったので正午のサイレンかと思いきやなんと今日は8月15日終戦記念日だった。 パパと黙祷。 おじいちゃんがいたら直立不動の姿になって深く深く頭を下げているだろう。 青春時代を戦争とともにすごしたおじいちゃん、いつも戦争の話ばかり・・・と笑って聞いていたけれどおじいちゃんにとっては楽しい、悲しい、たくさんの思いで過ごした大切な時だったに違いない。 藤沢に行くと、おじいちゃんが町中を歩いている姿、おうちの裏庭でお花に水をやってる姿、炬燵に寝ころんで大好きな『水戸黄門』を見てる姿・・・ たくさんたくさん浮かんでくる。 どこからでも「久美子・・」と話かけてくれる気になる。 そんな世界でたった一人になったおばあちゃん、おじいちゃんだけがいなくなってあとは何も変わらない日々。 どうしてあげることもできない。 おうちに戻って花瓶のお水を変えながら「早かったんじゃないの?」と話しかける。 聞こえてるかなあ? |