たった2週間

2013年5月

 長かったような、あっという間だったようなおじいちゃんがいなくなって2週間、納骨をした。
見晴らしのいい場所の自分で作ったお墓に入ってしまった。

お骨になったおじいちゃんが一番落ち着ける、気持ちのいい場所なのだろう。
火葬の時のようにいいお天気でみんなに見守られて終の棲家に入っていった。

宗派によっては49日をかけてお空にいくそうな・・・・

けれど我が家の宗派は亡くなるとすぐに阿弥陀様になる。
長い道のりも修行もなくあっという間に楽園にいける。

おじいちゃんは今半分くらいかな?

平澤のおじいちゃんが「いいから早くきなさい」なんてせかしているのだろうな。

お友達がたくさん待っていて楽しい世界なんだろうな。

また涙が止まらなくなったから空を見上げた。

いつもの穏やかな笑顔のおじいちゃんがそこにいた。