2013年5月 思い出すことはなんだろう? これといったことは浮かばない。 うんと笑ったことはいつだっただろう? それも特別覚えていない。 けれど日々の暮らしの中でフッと様々なことを思い出す。 小さな小さなことだけれど・・・ 母との思いでは結構形になって残っているけれど 父との思いでは流れの中で培われていくものなのかもしれない。 ママは今までぷりんとの思い出を忘れないために、みんなに覚えておいて欲しくて日記を書き続けた。 けれど覚えておいて欲しいなんてとても傲慢だった気がする。 年を感じるようになったら、思い出なんて理路整然とでてくるなんてこともないし、自分の中にあるだけでいいんじゃないかなあ・・と強く思うようになってきた。 自分が覚えていることを無理に思い出させようとしたり、どうして覚えてないの!!!なんて怒ってみたり。 いっぱい覚えておくことがいっぱい愛したことなんだとどこか考え違いをしていたのかもしれない。 そんなことは大きなお世話だった。 藤沢じいちゃんを看取ったとき、この気持ちをどう伝えればいいんだろう?と思った。 伝える言葉も、気持ちを理解してもらえそうな言い回しも見つからなかった。 そして思った。 これはママとおじいちゃんの二人の思い出だと。 ママだけが覚えておけばいいことだと。 では日記はどうしよう。 これだけかっこいいことを書いておいてどうすればいいだろう? う〜ん・・・ まあ、 それはそれとして・・・ |