2013年4月 おじいちゃんの葬儀の次の日、予定通りお兄ちゃんの結納式を行った。 時期をずらそうかとも考えたけれどなにせ6月には長女の結婚式もあるし、おめでたいことだし、おじいちゃんが一番よろこぶと思って行うことにした。 なんとまあきれいなお嫁さん!!! 振り袖姿のMちゃんはうっとりするほどの美しさだった。 ママがそう思うのだからお兄ちゃんは・・・と思って顔をみるとこれもまただらしないくらいうっとりとした顔で彼女を見ていた。 ご縁というのは本当に不思議なもので結婚はいつになるんだろう・・と気をもんでいたギャラリーがびっくりするほどトントンとことが運んだ。 お兄ちゃんがこの人は!!!と見つけてきた人だ。 お兄ちゃんを大切にし、側で支えてくれる人だ。 こんなにありがたいことはない。 母一人、子一人のお嬢さんをいただくのは申し訳ないけれどその御礼はお兄ちゃんがちゃんと考えていることだろう。 ママは嫁としての役割がほぼ終わったと思った。これで安心してみんなを、おうちを任せられる。 ママに何かあったときもMちゃんがいてくれる。 常にのしかかっていた責任感だ 。 もう一つ、藤沢じいちゃんを一番悲しませるのは順番を間違えて逝くことだったのでそれもちゃんと約束を守れて心が軽くなった。 二つの心配が一気に解決してしまって、うれしさやら、悲しさやら虚脱感におそわれる。 終始笑顔の二人を見ながらこれから先もずっとこの笑顔で歩んでいけたらいいなあ・・・ と思った。 大きなお世話だとお兄ちゃんに言われそうだけれど。 |